お金がないことをバカにされた僕が聞いた予想外の出来事…ゼミ旅行での海外トラブルとは!?「気の毒だけど、正直ちょっとスカッと」

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2025年06月14日 07:20  まいどなニュース

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お金がないのをイジられてモヤモヤ…

大学生活は遊びも旅行も自由に楽しめるーーそんなイメージとは裏腹に、学費のために必死だった学生時代を振り返る人がいます。そんな人が実際に体験した「スカッと話」が話題になっています。

【漫画】お金がないことをからかってきた女子が見舞われたトラブル(全編を読む)

お金がなかった学生時代

「正直、遊びや旅行に使うお金なんてなかったです」

そう語るのは、都内在住の会社員・Tさん(40代男性)。

裕福な家庭ではなかったため、学生時代はアルバイトをして親に学費を返済する日々を送り、青息吐息だったというTさん。そんな折、ゼミ旅行の話が持ち上がります。行き先は海外でした。当然旅費も高額になり…。

「旅行の話が進むうちに『Tくん行けないの?』っていう空気になってきたんです。さらにある女子が『えっ!? 旅行代も払えないの?かわいそーっ!』って笑ってきて…あれは悔しかったですね。お金の余裕がないことを、恥ずかしいと思う自分もいたんです」

Tさんは更に振り返り…

ゼミ旅行中に起きた『まさかの出来事』

旅行当日、Tさんは当然大学に残っていました。暗澹たる思いで皆の帰りを待っていたところ、旅行組が帰ってくるやいなや思いがけない話が耳に入りました。

「僕のことを『旅行代も払えないの?』と笑った例の女子が、旅行中にバッグを丸ごと盗まれたそうなんです。パスポートも財布も入っていたとか。現地で泣きながら大使館や警察に駆け込み、ぐったりして帰ってきたと聞きました」

Tさんは、その話を聞いてこう感じたといいます。「もちろん、気の毒でしたね。でも……ほんの少しだけスカッとしました。そんな自分も、今思えば複雑な気持ちです」

学費を自分で支払う学生は少なくない

Tさんの体験に対し、「自分も同じような境遇だった」という声が数多く寄せられました。

・母子家庭で経済的に苦しく、親戚に必ず返す約束で学費を融通してもらいました。27歳までずっと月2万円の返済が続き、口座残高が1桁になる日も。完済したときは本当に嬉しかったですね(30代女性)

・授業料の振込期限ギリギリにバイト代をかき集めて振り込んだことが何度もありました。本当は、おもいきり学業に専念したかったのですが…(40代男性)

・学費と生活費で手いっぱい。アルバイトと学業の両立は本当にしんどかったです。就活中もスーツ代が捻出できず、親戚のお下がりを着ました(20代女性)

・学費を自分で払ったために思うように貯金ができず、いざ結婚、という時に彼女に甲斐性なしと言われてしまいました…(30代男性)

   ◇   ◇

聞くも涙、語るも涙。学生の間は、お金のことを気にせず勉学に励む環境であることが理想ですが…。

「大人になった今は、経済状況は人それぞれ違うことが当然だとわかります。だからこそ、誰かの事情を揶揄するような態度はとりたくないと思います」とTさん。最後に、こう締めくくりました。「楽しく遊ぶ同級生を尻目に、毎月のしかかる学費にあえぐ日々は辛かったです。でもそんな経験が、自分の中に『人の背景を想像する気持ち』を育ててくれたのかもしれません」

学費を必死に工面した日々は、Tさんにお金の大切さと人の背景を想像する力をくれました。ちょっとしたひと言が誰かを傷つけることもあるーーだからこそ、思いやりをもって人と接していきたいものですね。

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  • 嘲笑ったことと盗難被害に具体的因果関係のないこと(天罰だ!とは言える)が、ハナシとしてはいま一つ。実話にそんなこと求めるのは筋違いだけどね。
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