ママスタ私(サイダナナミ、40代)は夫(モトヤ、40代)と中学生の息子、小学生の娘との4人暮らし。私はパート先に自転車で通っており、夫はバスを利用して通勤しています。夫がバスに乗る時間は近隣の私立A小学校の子どもたちも乗っていることが多く、いつも通勤、通学の乗客で混んでいます。夫は子どもたちが座れるように立ったまま最寄り駅に行くことが多いようです。いつも穏やかで怒ることの少ない夫ですが、珍しく夫が怒る出来事がありました。
夫は帰宅するやいなや、珍しく興奮気味に話し始めます。

夫は比較的穏やかな性格で、めったに怒りません。そんな夫が激怒している様子に驚きつつ話を聞いてみると、どうやら怒りの元凶は通勤バスでの出来事だったようです。

夫がいつも利用しているバスに乗ると、すでに近所の小学生が数人乗っていたそうです。いつもバスでは立ったまま最寄りの駅まで行きますが、最近の忙しさからかその日は朝からとてもつらく、駅に着くまで座りたいと思ったのだとか。そこで1席空いているように見えた席に向かうと、ランドセルが置いてあったと言います。

ランドセルの横に座っていた小学生に声をかけると、「おい来たぞ」「うわマジか」という声が聞こえてきたとのこと。驚いて周囲を見てみると……。

声の主は、後ろの座席にいた子どもたちのようでした。荷物や服装などを見るに、夫が声をかけた子と同じA小の子だったそうです。そして極めつけは、「キモいんだけど!」という暴言……。

夫は結局、その小学生がランドセルをどかす様子もなかったため、元いた場所に戻って立ったまま駅まで行ったのだそうです。しかも、小学生たちは駅に着くまで夫のほうを見てクスクス笑ったり、感じが悪かったと言います。


以前から夫も周囲の乗客も、A小の児童の態度に不満を感じており、今回面と向かって「キモい」と言われたことで不満が爆発したようで……だから一言言わずにはいられない、といった様子です。
いつも穏やかな夫が、珍しく怒っていました。
理由は以前から不満が溜まっていたA小の児童に「キモい」と言われたことです。しかもA小の児童のマナーの悪さを目に余ると感じた夫は学校に電話すると言い出しました。夫は今回の一件で我慢の限界を超えたのだと思います。
ランドセルをどかそうともしなかった男の子や、笑っていた周囲の子たちの態度に夫が傷ついたのもわかります。ただ、私は「子どものしたことにそこまでする?」という思いが拭えませんでした。
【中編】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・Ponko 編集・海田あと
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