今日18日の東海は体温並みの危険な暑さ 今年初の熱中症警戒アラート 週間見通し

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2025年06月18日 08:55  日本気象協会

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日本気象協会

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東海地方は、今週は晴れる日が続き、日増しに暑さが厳しくなっています。昨日17日は、名古屋や岐阜などで今年初の猛暑日になりました。今日18日は、昨日以上に暑くなる見込みです。愛知県と三重県には、今年初の熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症対策を万全になさってください。

体温並みの危険な暑さの所も

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梅雨の晴れ間の厳しい暑さになっています。名古屋は、今朝の最低気温は25.2℃になり、2日連続の熱帯夜になりました。今日18日は、南から太平洋高気圧に覆われて、安定して晴れる見込みです。日差しを遮る雲は少なく、快晴の所が多くなりそうです。朝からの強い日差しで気温は上がりやすく、名古屋は既に30℃を超えています。日中の予想最高気温は、名古屋で36℃、岐阜で37℃、津で34℃です。名古屋や岐阜は、昨日よりも空気が乾燥しますが、体温並みの危険な暑さになりそうです。津は、海風の影響で35℃に届かない予想ですが、湿気があって不快な蒸し暑さになる見込みです。東海その他の地域も、真夏並みの暑さが予想されています。

今日は、愛知県と三重県に今年初の熱中症警戒アラートが発表されました。海風が入る沿岸部を中心に、警戒アラート発表基準の暑さ指数33が予想されています。熱中症予防のための行動をとりましょう。

行動前のプレクーリングで熱中症予防

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熱中症対策の1つに「プレクーリング」があります。これは、屋外の作業などを始める前に、あらかじめ体を冷やしておくことで、作業中に体温が上がるペースを緩やかにする方法です。プレクーリングには、2つの種類があります。

1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーでかき混ぜて作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。

もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10〜15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、効果的です。

プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防ぎましょう。

極端な暑さはいつまで? 週間の見通し

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季節先取りの危険な暑さは、今日18日をピークに明日も続くでしょう。明日も晴れる所が多く、各地で30℃以上の真夏日になる見込みです。名古屋や岐阜では、35℃以上の猛暑日が予想されています。20日(金)や21日(土)は、気温が少し下がりますが、湿気があって不快な蒸し暑さが続く見込みです。疲れをためないように、上手く休みましょう。

22日(日)以降は、曇りや雨の日が多くなる予想です。ただ、雨は降っても一時的で長く続くものではなさそうです。晴れ間が出る日が多く、蒸し暑い日が多くなりそうです。しばらくは梅雨の大雨よりも、熱中症に注意が必要な日が続く見込みです。夜間も気温は下がりづらく、寝苦しい日もありそうです。夜間の熱中症にもご注意ください。

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  • かなりやばい暑さだから不要不急の外出は避け、自宅でエアコンつけて過ごすのが一番。
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