レアル、X・アロンソ新体制“初戦”は白星ならず…アル・ヒラルに追いつかれドロー発進

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2025年06月19日 06:11  サッカーキング

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アル・ヒラルと引き分けたレアル・マドリード [写真]=Getty Images
 FIFAクラブワールドカップ2025・グループHの第1節が18日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とアル・ヒラル(サウジアラビア)が対戦した。

 昨季のチャンピオンズリーグを制した“銀河系軍団”がクラブワールドカップに登場する。新たに指揮官へと就任したシャビ・アロンソ監督の下で初陣を迎えたレアル・マドリード。大注目の一戦ではキリアン・エンバペがメンバー外となった一方、トレント・アレクサンダー・アーノルドとディーン・ハウセンの新戦力2名が先発入りを果たした。対するアル・ヒラルも今大会直前に指揮官を交代し、今節がシモーネ・インザーギ新監督の初戦となる。

 試合の立ち上がりはアル・ヒラルが主導権を握り、10分に最初の決定機を作り出す。ポゼッションで相手を揺さぶりつつ、ボックス右角でパスを受けたマウコムが縦にスルーパスを流す。背後から駆け上がってきたジョアン・カンセロが柔らかいクロスを送ると、大外で待つサーレム・アッ・ドーサリーがダイレクトでボレー。ゴール前のマルコス・レオナルドがワンタッチで合わせるが、シュートは惜しくも枠を外れてしまった。

 攻勢を強めるアル・ヒラルは、19分にハーフウェイライン左でボールを奪ったサーレム・アッ・ドーサリーがドリブルを開始。スピードに乗りながらボックス正面に持ち運ぶと、左サイドをスプリントしてきたレナン・ロディにスルーパスを出す。GKとの1対1を制してネットを揺らしたものの、判定はオフサイドで得点は認められなかった。

 そんななか、35分に劣勢のレアル・マドリードがスコアを動かす。自陣右サイドでのボール奪取からカウンターに転じ、ピッチ中央でパスを引き出したゴンサロ・ガルシアがドリブルで相手のプレスを打開。ヴィニシウス・ジュニオールとフェデリコ・バルベルデを経由して右サイドのロドリゴへと繋がると、アーリークロスが大外に走るゴンサロ・ガルシアへわたる。シュートはミートできなかったがゴールに吸い込まれ、レアル・マドリードが先制した。

 対するアル・ヒラルも40分、裏に向け出したレオナルドがボックス内でラウール・アセンシオから倒される。主審は迷わずPKを宣告し、キッカーを務めたルベン・ネヴェスが確実に成功。アル・ヒラルが前半終了間際に追いついた。

 後半開始直後の46分にはレアル・マドリードがビッグチャンスを創出。左サイドに張ったヴィニシウスが鋭い縦突破からクロスを送り、投入されたばかりのアルダ・ギュレルが強烈なボレーシュートをお見舞い。ボールはクロスバーに嫌われたが波状攻撃を仕掛け、再びヴィニシウスが蹴り込むと、今度はゴンサロ・ガルシアがマーカーの上から打点の高いヘディングを叩き込む。だが、シュートはGKに防がれてしまう。

 すると87分、クロスのこぼれ球を回収しようとしたモハメド・アル・カハタニの手がフラン・ガルシアの顔面に直撃。オンフィールドレビューの結果、レアル・マドリードにPKが与えられる。しかし、バルベルデのキックをGKヤシン・ブヌがストップ。アル・ヒラルの守護神がチームを救う。

 結局、そのまま試合は1−1で終了。互いに痛み分けの結果となった。次節は22日に行われ、レアル・マドリードはパチューカ(メキシコ)と対戦。アル・ヒラルはザルツブルク(オーストリア)と対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 1−1 アル・ヒラル

【得点者】
1−0 34分 ゴンサロ・ガルシア(レアル・マドリード)
1−1 41分 ルベン・ネヴェス(PK/アル・ヒラル)

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