ギラン・バレー症候群公表の俳優、現状報告「足首が抵抗に耐えられるのはものすごい進歩」

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2025年06月19日 10:08  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

小堀正博のインスタグラムから

ギラン・バレー症候群を患ったことを公表した俳優の小堀正博(37)が19日、インスタグラムを更新。現状を報告した。


小堀は37回目の誕生日を迎え、「昨年の誕生日は病院で過ごすという、生まれた日以来の体験をすることが出来ました。今年は無事自宅で迎えられて良かったです」と報告。「1年前の今日、ようやく僕は階段の昇降を4段出来るようになっていた。1日の歩行距離は杖で合計180メートル、歩行器で180メートル。握力は右が10kgで左が8kgだった。まだ仕事も再開出来ていなかった」と入院当時を振り返った。


続けて「それが今ではマンションで10階以上の階段を昇れ、1日トータル12000歩で8キロは歩ける。先週のリハビリは握力右が37.5kg、左が33.5kg。(今日の握力はリハビリ後に追記予定)仕事は役者としても時代劇でも違和感なく演じることが出来、家庭教師としても1日MAX8件はこなせるように」と回復ぶりを記し、「1年前からは想像も出来ない未来を過ごせてる」とつづった。


一方で「全身どんどん回復していく中で、左足首から先がなかなか動かない。右の足首はピクリと動き出してから、ある程度動くまでが数日間やった。でも左足首から先は全然。思っているより回復しないし、これから一生動かないままならどうしよう、と焦る気持ちもあった」という。それでも「ここで自分が諦めてしまったら終わり。他の人に何と言われようと、自分だけは自分は必ず治る、元に戻れると信じて毎日頑張ろうと気持ちを保つようにした」との思いでリハビリに励んだ。「その左足首も、今では動くように。まだ少し親指の反りは弱いが、足首が抵抗に耐えられるのはものすごい進歩。ロードバイクに乗ることで、足首でバランスを取ったり筋力がついてきたのが大きい」と現状を記した。


支えてくれたファンや関係者らに感謝し、「皆様のおかげでこうして回復して、バリバリ頑張れてる。37歳はしっかり命あることに感謝して、支えて下さる皆様への感謝を持って、社会の役に立てる1年にしたい」と思いをつづった。


厚生労働省のHPなどによると、ギラン・バレー症候群は、一般的には細菌・ウイルスなどによる上気道の感染や下痢などの感染があり、1〜3週後に両足に「力が入らない(筋力低下)」や「しびれる(異常感覚)」などの初期症状が現れるとされる。筋力の低下は急速に上方へ進行し、足全体や腕にもおよび、歩行時につまずく、階段を上がれない(運動まひ)に至ることがある。顔の筋肉がまひする、食べ物が飲み込みにくい、声が出にくい、物が二重に見える、呼吸が苦しいなどの症状が起こることもあるという。症状が軽い場合は自然に回復することもあるが、多くの場合は入院により適切な治療(免疫グロブリン静注療法や血液浄化療法など)を必要とする。

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