伊藤沙莉主演『風のマジム』、森山直太朗が主題歌書き下ろし 楽曲入り予告&本ポスター解禁

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2025年06月19日 10:10  クランクイン!

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映画『風のマジム』本ビジュアル (C)2025 映画「風のマジム」 (C)原田マハ/講談社
 伊藤沙莉が主演する映画『風のマジム』の主題歌が、森山直太朗による書き下ろし楽曲「あの世でね」に決定。同曲を使用した、出演者でもある肥後克広(ダチョウ俱楽部)が沖縄弁でナレーションを務める予告編、本ビジュアル、場面写真が解禁された。

【動画】森山直太朗の主題歌が流れる『風のマジム』予告編

 原作は、「南大東島の風に吹かれて育つサトウキビからラム酒を作りたい」と思い立ち、社内のベンチャーコンクールを活用してビジネスを立ち上げた金城祐子氏をモデルに、原田マハが書き上げた小説『風のマジム』。平凡に生きてきた契約社員の主人公・伊波(いは)まじむが、思いつきで出した企画が勝ち残ったことで、周囲の人々を巻き込みつつも、家族に支えられて夢を実現する、主人公の成長と関わる人々の真心の物語となっている。

 伊波まじむ役は、伊藤沙莉。まじむの祖母・伊波カマル(おばあ)役に高畑淳子、まじむの母・伊波サヨ子(おかあ)役に富田靖子、まじむが常連のバーのバーテンダー・後藤田吾郎役に染谷将太、沖縄の酒造りの名手・醸造家、瀬名覇仁裕(せなは・じんゆう)役に滝藤賢一。

 まじむが勤務する琉球アイコム 新規事業開発部部長・儀間(ぎま)鋭一役に尚玄、新規事業開発部の社員・糸数啓子役にシシド・カフカ。同じく社員役に橋本一郎、同社で働くまじむの先輩・知念冨美枝役に小野寺ずる。

 売れっ子醸造家、朱鷺岡明彦(ときおか・あきひこ)役に眞島秀和、まじむの後輩・仲里一平役になかち(仲地勇一朗)、一平の妻・仲里志保役に下地萌音。郵便配達員・友利役に川田広樹(ガレッジセール)、南大東島 商工会議所・会長 東江大順(あがりえ・だいじゅん)役に肥後克広(ダチョウ倶楽部)。監督は芳賀薫が務める。

 この度本作の主題歌が、森山直太朗による書き下ろし楽曲「あの世でね」であることが明らかに。快活でどこか懐かしい、思わず口ずさみたくなるリズムの一曲となっている。併せて同曲を使用した予告編、本ビジュアル、場面写真が解禁された。

 予告編は、契約社員として平凡な毎日を送る主人公まじむの日常から始まる。会社で頼まれるのは誰にでもできる雑用ばかり、ランチは同じ契約社員の同僚と、夜は行きつけのバーでおばあと大好きなお酒を飲む日々。そんなまじむの日常を変えたのは、シュレッダー処分を頼まれた書類の中にみつけた「社内ベンチャーコンクール」のチラシと、いつものバーで口にした特別なラム酒。ラム酒の原料がさとうきびと知ったまじむは、沖縄産のラム酒を作ることができるのではないかと思いつく。「何かを思いついてしまった人間は、それだけの覚悟を背負わないとダメなんだよ」。ここからまじむの挑戦が始まり、やがて彼女の夢は周りの人たちを巻き込んで、大きな風を吹かせていく。

 映像の最後は、運命のラムと出会ったまじむの驚きと、そこから未来へと続いていく笑顔と笑い声で締めくくられている。この予告編で温かみのある沖縄弁のナレーションを披露したのは、本作にも出演している肥後克広。映画内を流れる沖縄の純朴で和やかな空気感が伝わるナレーションとなっている。

 本ビジュアルは、マスタード色を背景に、作品のモチーフとなるラム酒の瓶が描かれたもの。その瓶のラベルには、まじむと、「沖縄産のさとうきびで特別なラム酒を作りたい」というまじむの夢に徐々に巻き込まれていく人々がスタイリッシュにデザインされている。横には「真心のしずくが、優しく沁みていく」というキャッチコピーが配された。

 場面写真は、主人公まじむと周りの人々との温かい交流が垣間見えるシーンの数々を収めている。

 映画『風のマジム』は、9月5日より沖縄県先行公開、9月12日より全国公開。
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