マーチ=チュターウット・パッタラガムポン、向井康二、ユド=タンタット・ターリンピロム、フルーク=ナタット・シリポントーン(C)datinggame2025 【モデルプレス=2025/06/19】Snow Manの向井康二が主演を務めるドラマ「Dating Game〜口説いてもいいですか、ボス!?〜」(日本:7月14日24時30分〜/Lemino)の記者会見が6月17日(現地時間)、タイのバンコクの商業施設セントラル・ワールド内にあるSF World Cinemaにて開催された。
【写真】向井康二、タイ俳優とキス寸前 ◆ドラマ製作スタッフによる共同プロジェクトへの想い
会見のスタートは本プロジェクトの立ち上げの経緯や、日タイ共同制作に込めた想いなどを語ってもらうために、製作スタッフを代表して、菅原大樹氏(ゼネラルプロデューサー)、ロジャー氏(プロジェクトコンサルタント兼マーケティングディレクター)、コビ氏(監督)、ヒューズ氏(プロデューサー)が登場。企画発案者でもある菅原ゼネラルプロデューサーは、「まずはこのような盛大な機会を与えて下さりありがとうございます」と感謝の意を述べ、「コロナ禍に韓国やタイなどのアジア圏の各国の映像を観る機会が増えて、自分自身も日本だけではなく、ご近所でもあるアジア圏の方々と仲良くしたいなという思いが出てきたのがきっかけです」と説明。MCから企画が上がって実際に制作した気持ちを聞かれると「今みんなで編集の作業をしている最中ですけど、撮影期間中もそうですけど、向井くんが単身でタイに乗り込んで、あとみなさんオールタイの役者さんということで、不安のことがありましたけど、ここにいる皆さんもそうですし、キャスト、スタッフの皆さんがすごく温かく迎え入れてくれて。そして向井くんもタイ語をいれて、そこまで僕が出るところがなかったぐらいうまく回っていたと思います。ひとまずこの作品を制作できてよかったなと思っています。あとはこの作品がアジアの方々に観てもらえたら嬉しいです」と感慨深く語っていた。
数々の映画やドラマシリーズの成功をマーケティング面で支えてきたタイ側のアドバイザーとして参加しているロジャー氏は、「日タイの俳優たちが一緒に共演して、ドラマを撮影するということがなかったので、制作をするサイドの人間としてはワクワクすることばかりで、やってみたいという気持ちが大きかった」と語り、「一番最初にキャストのみなさんに話した時も『そういうことやってみたいです』と前向きな声があったからこそ、撮影を終えて皆さんに今日披露することが出来ました」と満面の笑みで語った。
そしてタイとの共同製作という国際的プロジェクト作品の監督を担ったコビ監督は、「2国での共同製作ということで、カルチャーの違い、仕事のカルチャーの違いは楽しい。チャレンジではあるけれども、こうして両国が分かり合えるいいチャンスでもあります」と語り、「向井くんと話すときはタイ語で話してました。向井くんのタイ語力は100%だった」と撮影を思い出しているように語った。
企画初期から物語の構築にも関わり、撮影全体の進行などを調整してきたプロデューサーのフューズ氏は、「今回日本とのお仕事ということで、タイの制作サイドにとって日本のノウハウを勉強するためにいい機会であり、日本サイドもタイの撮影方法やプロダクションのステップを解って頂くいいチャンスだと思います。意地でタイ人はできるという分野に対して、日本サイドの皆さんにわかって欲しいと思って、自分で可能な限りすべてのプロセスに携わっています」と力強くアピールしていた。
ここでMCを務めているポッピーから「なぜに向井康二さんだったんですか?」と台本にない質問が出てくると、「向井くんと別の作品でご一緒した機会があって、彼の人となりとか、ポテンシャルは知っていて、アジアに目を向けてやりたいなと考えていたときに、タイの中に飛び込んで作っていきたいと思っている方で、優秀なスタッフが集まってくれる中で、日本人側のキャストで最後のピースと言いますか、彼がいなかったらひょっとしたら(作品が)できなかったかもしれないほどの唯一無二と言いますか、日本でタイ語もしゃべれてスター性もある人は中々いないと思うので、そういった意味で彼が出演してくれたっていうのは嬉しかったですし、その分現場も含めてみんな頑張ろうとなりつつも、迎え入れて頂けるタイのマーチさん含めキャストのみなさんのご助力だと思いますので、本当にみんなのおかげでございます」と感謝の意を述べていた。
◆向井康二&マーチ、互いを絶賛
製作陣のトークが終了し、出演キャストが登場。MCの呼び込みで1人づつ登場していたのだが、最後に呼ばれた向井は観客と反対側のスクリーンに向かって両手を振りながら登場、出演者のビクターにツッコまれながらステージへ上がり、みんなの笑いを誘っていた。ポッピーから「インターナショナルファンに向けてご挨拶お願いします」と言われると、マーチが「みなさん、こんばんは。私たちのドラマ『Dating Game』の世界へようこそ。僕はヒルを演じてます。会えてうれしいです」と先陣を切って挨拶すると、キャスト全員「おぉぉ」と称賛の声を上げたところに、「AIに相談しました」とジョークを飛ばし、みんなの笑いを誘って、向井、フルーク、ユド、フォンドと挨拶していると、ビクターとオカタが日本語での挨拶を披露して、タイだけではなく、日本のファンに向けても挨拶した。
日本にも多くのファンがいて、ファンミーティングも定期的に行っているユドとフルーク。日本での活動に関して問われると、フルークは「僕もフルークもこれまで何度も日本のファンの皆さんにお会いする機会がありました。今日も素敵なファンの方たちに会えて、日本へいくと温かい気持ちになります。日本へ行くたびにとてもかわいく感じます。代わりに愛と温かさを受け取っています」と感謝を述べ、ユドは「タイ人や日本人だけではなく、ご来場のみなさま、配信を見ている世界中のみなさまに感謝します。ありがとうございます」と2人揃って日本への愛と感謝を語った。
ポッピーからフルークとユドにドラマに出演した感想を聞かれると2人もクスクス笑っており、「楽しい、楽しい、嬉しい、緊張してる」と言いながらも、「オファーが来たときは緊張しました。やっぱりこういった大きなプロジェクトなのでうまくやっていけるかなと緊張しましたけど、緊張しながらでもワクワクという気持ちの方が勝っていたので、愛されるシリーズになるように頑張りました」と答えると、フルークはシンプルに「同じです」と答え、「今回こういった大きなプロジェクトで素晴らしい俳優さんたちと共演できる素晴らしいチャンスでした」と答え、向井に視線を向けバトンタッチ。
向井は「お母さんがタイ人なのでタイ語の勉強をお母さんとして、タイが好きなので俳優として参加することが夢でした」と答えていたが、「何で日本人役なのにタイ語が多いんだ」といいだしてアシスタントMCに突っ込まれる始末。「日本人でタイ語が多いけど、隣に座っているマーチくんがたくさん教えてくれたんです」とマーチを絶賛。それを受けてマーチは「日本語で話したほうがいいの?」とぼけるもMC2人にタイ語でいいと言われ「母国語でない言葉で演技するのはすごく大変な事なんです。言葉を覚えるだけでなく、その役に入って、気持ちを理解してしゃべらないといけない、プラス自分のしゃべるところだけじゃなくて、相手がしゃべってきてどこで終わって次は自分がっていうところもわかっていないといけないことは凄く大変」と向井の努力を絶賛し、「私たちタイ人にとってタイ語は生まれつき喋れる言葉になっているので、それは特別ではないので、今回、康二のために、こんな僕にとって普通な事だけど力になれるんだと、ちょっとしたタイ語を喋れてよかったと誇りを持っていて凄いなと思いましたし、康二はそういう人で僕にもそう思わせてくれる力を持ってくれる人です」と話した。
さらにマーチは「言語ってやっぱり難しいですよね。自分が普段使ってない言葉を使って気持ちを込めてしゃべるって難しい。しかも最初にお話がきた時に、大丈夫、台本の言葉少ないからって言われたけど、それは嘘です。本当にウソです。あるシーンでは4ページぐらいの長さの台本があって、全部喋らなければならない。タイ人にとっても難しいのに彼はできてしまう。僕がパートナーとしてできることは、その4ページをどういった感じで簡単に覚えられて喋れるかという方法を伝えるということが僕の務めかな。あと1つ加えたいのは言葉は置いておいて、でも演技がすごいうまい。見ているだけで本当にいいエネルギーをもらえて力になりました」と語っていたが、マーチがいきなり現場での向井の様子のモノマネをしだして、向井が突っ込みを入れる一幕があり会場が笑い声に包まれ微笑ましい雰囲気に。ユドは「オフィスシーンをとにかくチェックして!僕とフルークとの役柄も楽しいんだけど、僕とマーチと一緒のシーンも結構面白いので注目してください」といい、ビクターは「現場に行くとヘルシーフードになっていて、これってもしかして誰か脱ぐのかな?と思ったりしました」など、マーチだけではなく登壇した共演者全員が向井との共演シーンや、各々の好きなシーンに時間を忘れるぐらい話し続けていた。
向井は「このドラマの中でたくさんの愛があり、いろんな愛の種類があるので、感じるものがあれば嬉しいですし、沢山楽しんでいただきたいし、心に残る作品の1つになって頂けたら嬉しいですね」と締めくくった。最後にマーチは、「タイ人の皆さんには今回日タイ共同製作ということで、僕にとっては凄くすごく光栄なお話で、もちろん10年間俳優として活動してきた中でも、僕にとってもすごく大きな一大プロジェクトの1つになってますので、みなさん是非このドラマを見ていただいて、その気持ち感想をいろんな方にたくさんシェアして頂ければと思います。そして日本のファンの皆さんには、今出来れば向井さんと一緒に日本に行って、全てのラーメン屋の前でみなさんに告知したい!何故ラーメン屋かということはわからないけれども、是非ラーメン屋で告知したいです」と宣言していた。「日本のみなさんとはスクリーン越しではありますが、このドラマを見て、好きになってくださったら嬉しいです。そして向井さんはタイで今幸せです。みんな一生懸命に面倒見てますので、僕たちが日本に行った時もこのドラマを是非、愛して頂ければと思います」と締めくくった。
そしてトークがひと段落すると、会場のHappy Birthdayの歌声に載せてマーチとユドの2人が、6月に誕生日を迎えた向井とフルークにバースデーケーキを運び、全員でお祝いムード全開で祝福。向井は、「このドラマを一生懸命やっていい経験になったし、このドラマを成し遂げた理由としては、本当にキャストのみなさん、スタッフの皆さんが心を込めて僕に優しくしてくれたからなので、この『Dating Game』が色んな人にみられるようになったらいいなと思います。それだけが今の願いです」と答え、フルークは「多分同じような願いになると思いますが、とにかくこのシリーズがたくさんの人に見られるように、本日この場を借りて願います」と笑顔で答え、向井とフルーク共にふ〜っと願いを込めてろうそくの火を消していた。
◆向井康二、号泣の共演者に優しく寄り添う
そしてこの記者会見で初解禁のドラマ本編を使用した予告編が解禁。トレーラーを見た感想をMCに聞かれると向井は「鳥肌立っちゃった」とぽつりと発言。またマーチは「何も言えない」と2人とも少し放心状態に。「みんなが頑張った結果で嬉しいですし、もうさっきのみなさんの声援に感動しました。潤んでます」と答えるマーチを向井が自分のジャケットで優しく覆ってあげるしぐさに、マーチはさらに目を潤ませて号泣状態に。そんな彼にティッシュを持ってきてあげたりと向井の優しさに「はずかしい」と言って背を向けて涙を流すマーチに寄り添う向井の姿に会場から歓声が上がっていた。
「泣かないつもりだったのに」と笑ってごまかすマーチの姿を見て向井は「日本語で伝えたいことがあるんですけど、マーチ君の涙を見て、僕も本当は撮影中に実は何回も泣いたことがあって、みんなには見せてないんですけど、マーチ君には撮影中に泣いていたところを見られたことがあって、そういうところも思い出しながら見てて、やっぱりタイ語が精いっぱいで煮詰まったことがあって、それを助けてくれたみんながいるから、監督もそうだし、それが今のVTRだけで思い出が出てきて、マーチ君それも関係あるのかなって思ったり。本当にこのドラマを最後まで撮りきることができて僕は幸せなので、このドラマが世界中の人に見てもらえたらそれが一番の幸せだと思います。このドラマの応援をよろしくお願いします」と切実な気持ちを語った。ユドは「本当は語ることはほとんど先ほどのマーチと康二のことばで全て僕らの気持ちを伝えてくれていたと思いますが、でもやっぱりこんなに頑張って作ったドラマがトレーラーという形で皆さんと一緒に今日見てもらうことができて、このドラマを多くの人に見てもらって好きになってくれたらなという気持ちでいっぱいです」と答えていた。
なお、この日は日本での配信が決定したことも発表。7月14日23時30分より、動画配信サービスLeminoでディレクターズカット版が、タイと同時間帯で配信される。
◆「Dating Game〜口説いてもいいですか、ボス!?〜」
本作は、全編タイで撮影された新感覚のボーイズラブ・ロマンスコメディードラマ。日本とタイと異なる価値観を持つ2人が出会い、ぶつかり合いながらも絆を深めていく姿を描いたラブストーリーである。
かつていじめられっ子だったオタク気質のヒル(マーチ)は、「Yuka!Love Me Please」という女性キャラの恋愛シミュレーションゲームの「Yuka」に愛と自信をもらい、見違えるほどのイケメンプログラマーに成長。ヒルは「Yuka!Love Me Please」を開発した会社に念願かなって就職を果たし、そこで日本からきた完璧すぎる、冷酷な鬼社長・ジュンジ(向井)と出会うことになる。就職したのもつかの間、会社がゲームのサービスを終了することを発表し、落胆するヒル。心を痛めながらも前に進もうとする彼の情熱を見て、ジュンジがヒルにある提案をもちかけてきた。ヒルはジュンジの提案したミッションをクリアできるのか。(modelpress編集部)
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