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夫婦漫才コンビ、東京太・ゆめ子の東ゆめ子(あずま・ゆめこ、本名菅谷アサエ=すがや・あさえ)さんが16日、心不全のため、千葉県内の自宅で死去した。81歳。北九州出身。所属する落語芸術協会が19日に発表した。葬儀は近親者で行った。喪主は夫の東京太(あずま・きょうた)氏。
ゆめ子さんは1944年(昭19)1月22日生まれ。夫で漫才師のピンで活動していた京太と、1993年に夫婦漫才のコンビを結成。49歳で専業主婦からの転身は話題を呼んだ。京太のボケを勢いで押し返すゆめ子さんのツッコミは、夫婦間のほのぼのさが絶妙に昇華したもので、観客に温かな笑いを醸し出す漫才として評価された。2010年11月に開催された漫才大行進においての話芸により、同年の文化庁芸術祭の大衆芸能部門で大賞を受賞した。
今月、浅草演芸ホールでの高座が最後の出演となった。落語芸術協会は「楽屋においても常にムードメーカーで演者仲間からも愛される存在でした。晩年も東京太・ゆめ子の漫才は常に進化を続けており、この度の急逝が惜しまれてなりません」とコメントし、追悼した。
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