「年下上司」どう思っている? 50代正社員のホンネを調査

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2025年06月19日 15:01  ITmedia ビジネスオンライン

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「年下上司」をどう思っているのか

 企業向け教育研修事業などを手掛けるジェイック(東京都千代田区)の調査によると、50代正社員の約半数が「年下上司」のもとで働いていると分かった。年下上司について部下はどう思っているのか、アンケートを実施した。


【画像】調査の詳細


 直属の上司の年齢は「年上」が53.7%、「年下」が46.3%と、50代正社員の約半数が年下の上司のもとで働いていると分かった。年下上司の年齢の内訳は、50代が26.3%、30〜40代が18.0%だった。


 直属の上司が年下だと答えた人に「自分と異なると感じる、年下上司の仕事の仕方や考え方」を聞いたところ、「特になし」が40.3%で最も多く、「コミュニケーションのとり方」(15.1%)、「部下育成・指導の仕方」(13.7%)、「仕事を進めるスピード感」(12.2%)が続いた。


 具体的には、「メールやリモートなど非接触型のコミュニケーションが多い」「気を使いすぎて仕事が逆に回ってない、業務の依頼に気を使う必要はない」「フットワークが軽い」「残業や休日出勤に対する考え方の違い」などのコメントがあった。


 「年下上司との関係を良好に保つために意識していること」は、過半数が「相手の立場を尊重し、役職に関係なく協力する」(52.5%)と答えた。「上司の考え方や価値観を理解しようとする」(28.8%)、「必要以上に距離を詰めず、程よい関係性を保つ」(28.1%)、「無理に年齢差を意識せず、フラットな関係を築く」(25.9%)が続いた。


 「上司とのコミュニケーションで求めること」は、「年齢に関係のないフラットなコミュニケーションをとってもらいたい」「気を使う必要はなく、指示をしてくれたらよい」「普通に当たり前に接してもらいたい」といった、年齢差を気にせずに接してほしいという意見があった。


 その一方、「言葉遣いなど、それなりに年上部下に配慮して関わりを持ってもらいたい」「キャリアを尊重して、もう少し部下の意見を尊重してほしい」「頼りにしてほしい」といった年齢差を意識したコメントもあった。


 本調査は5月23〜24日、50〜59歳の正社員男女300人を対象に、インターネットで実施した。



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