舘ひろし主演映画の最新ビジュアル解禁 黒島結菜、斎藤工ら豪華共演者も 能登復興メッセージも

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2025年06月20日 06:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

映画「港のひかり」の舘ひろし(左)、眞栄田郷敦(C)2025「港のひかり」製作委員会

舘ひろし(75)が主演し、藤井道人監督がメガホンを取り、木村大作カメラマンが撮影を手がけた映画「港のひかり」(11月14日公開)の最新ビジュアルと、新たな共演者が20日付で解禁になった。


元ヤクザと、事故で両親と視力を失った少年との十数年間の友情を描いた物語で、解禁されたビジュアルは2種類。舘演じる元ヤクザの三浦と尾上眞秀演じる少年幸太が漁船に乗るショットと、眞栄田郷敦演じる青年になった幸太と三浦いる。また、特報映像には、全身に入れ墨が入った主人公の姿なども見られる。


また、舘、眞秀、眞栄田のほか、黒島結菜、斎藤工、ピエール瀧、一ノ瀬ワタル、MEGUMI、市村正親、宇崎竜童、笹野高史、椎名桔平の出演が発表された。


能登や富山県で震災前の23年10〜12月に撮影されたこともあり、出演者は異口同音に復興を願うメッセージを寄せている。


   ◇   ◇   ◇


<出演者コメント>


▼黒島結菜 映画「パレード」ぶりの藤井組でした。藤井監督の現場は、全員で映画を作り上げる思いがとても強く、達成感は忘れられません。その一員になれたこととてもうれしく思います。北陸の美しい景色をフィルムに残せたこと、大きな財産になったと思います。早い復興を、心より願っています。


▼斎藤工 邦画の未来を照らすひかりのような方々のプロジェクトに参加させていただけたことは、ご褒美のようでもあり、未熟者の自分には恐ろしさもありました。「港のひかり」が北陸地方の方々のひかりになる事を心から願っております。


▼ピエール瀧 初めて藤井組に参加させていただきました。能登のすがすがしい海岸線、路面電車行き交う穏やかな富山での撮影は、思い出深い風景となりました。木村大作さんのパワフルなたたずまいに身が引き締まり、舘さんと桔平さんというふたりのすばらしい“アニキ”とお芝居をさせていただいたことは、光栄で幸福な時間でした。


▼一ノ瀬ワタル 22年に亡くなられた河村光庸プロデューサーが生前に企画した最後の作品となってしまいました。自分にとって恩人の1人です。この映画が河村さんに届くこと、そして多くの皆さまに劇場で見てもらえることを願っております。


▼MEGUMI 震災前の能登を舞台に、地元の方々にたくさんの協力をいただきながら、藤井道人さんと木村大作さんのタッグで撮影されました。能登の美しい景色の中で、他人のために生きるというテーマで描かれています。ぜひ劇場でご覧ください。


▼市村正親 舘さんと芝居できたことがうれしかったです。すべてが格好いいのでまぶしかったですね。木村大作さんとの現場は緊張感にあふれ、身の引き締まる思いで参加していました。勉強になりました。能登のすばらしい景色と、そこに生きる人々の生きざまをぜひ大スクリーンでご覧ください。1日でも早い復興を、願っています。


▼宇崎竜童 藤井監督の「河村は達観しているんです」の一言が心に響きました。大作さんは「あの頃」と全く変わらぬ物腰でワンカット撮り終えるごとに話しかけてくださり心和ませてくださいました。舘さんは物静かなリアクションですべて語ってしまう自然体で支えてくださいました。皆さんに感謝です。


▼笹野高史 藤井監督は常に短い単語や名詞での演出でした。とても分かりやすくてありがたかったです。はじめてのお仕事でしたが楽しゅうございました。木村大作さんによるフィルムでの現場は、心地よい活気がありました。貴重な経験をひとつも漏らすまいという、みんなのひたすらな姿がとても印象的でした。とても居心地がよかった。


▼椎名桔平 藤井組で演じてみたいと思ってました。冬の富山の現場に入ると、フィルムのカメラを据えた木村大作さんがいて、その横には藤井監督が穏やかなまなざしで全体を見つめていました。現場の中心には舘さんが重厚かつりりしく立っていて、瞬時にこの映画の世界観に導かれました。

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