「Xperia 1 VII」エンタメ機能の見どころを3つのポイントでチェック【2025年6月版】

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2025年06月20日 06:20  Fav-Log by ITmedia

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 ソニーは6月5日にフラグシップスマートフォン「Xperia 1 VII(エクスペリア ワン マークセブン)」を発売しました。

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 Xperiaのフラグシップといえば、毎年ソニーらしい尖った先進技術に驚かされる印象がありますが、今年のモデルはどのような特徴を備えているのでしょうか。

 ここでは、音楽や動画視聴、ゲームなどエンタメコンテンツを楽しむうえで重要なオーディオやディスプレイなどの機能・スペックにフォーカス。3つのポイントでチェックしていきます。

●有線接続時のサウンドの高音質化

 Xperia 1 VIIでは、オーディオジャックに金を含む“高音質はんだ”が使われていたり、出力ラインに非磁気性メッキ加工を施した“高音質抵抗”が使われていたりするなど、ウォークマンシリーズで培われてきた高音質のためのノウハウが詰め込まれています。

 こうした工夫によって、伝送ロスを抑えたり、磁気干渉による音のひずみを低減したりしているとのことです。

 これらの機能は、ストリーミングサービスなどでカジュアルに音楽を聴く層にとっては、さほど訴求しない部分かもしれません。

 しかし、音楽鑑賞のためにハイレゾ音源をダウンロードして、こだわりの有線ヘッドフォンで再生するような人ならば、注目しておきたいポイントになりそうです。

 またAIを活用した「DSEE Ultimate」技術により、ストリーミングなどの圧縮音源もハイレゾ相当の音質にアップスケールできるため、ストリーミングサービス中心のユーザーも“ちょっといいイヤフォン”さえあれば高音質で音楽を楽しめます。

 さらに、ソニーが「フルステージステレオスピーカー」と呼ぶ、左右均等に配置された内蔵スピーカーは、本モデルでも健在。こちらも、改めて音質調整が見直されているとのことです。

●背面にも配置された照度センサー

 Xperia 1 VIIでは、ディスプレイ面にだけでなく端末の背面にも照度センサーが配置されました。これによって、周囲の環境光に応じて画面の明るさや色味などが、従来以上に最適に調整されるようになっています。

 例えば、画面の前面側は暗い状態で、背面側は明るい状態だと仮定しましょう。薄暗い部屋で布団に横になっていて、スマホ越しに照明がある場合などをイメージするとよいかもしれません。こうした場合に「スマホ越しに照明がある」という状況を踏まえて、画面の明るさや色域、色温度などを自動調整してくれるわけです。

 また仕様表に数値は記されていませんが、ディスプレイのピーク輝度は前機種よりも20%ほど向上しているとされています。直射日光下で輝度を上げて画面表示を見やすくする「サンライトビジョン」機能も前モデルから引き続き搭載しており、屋外や窓際での視認性が改良されている点は押さえておきたいポイントです。

 ディスプレイそのものは、約6.5インチの有機ELで解像度はフルHD+に対応。リフレッシュレートは1〜120Hzの可変に対応し、HDRをサポートしています。これらの仕様・機能は前モデルから変わっていません。

●ゲーム機能の目立った強化はなし

 「好きを極める」をキャッチコピーにカメラ、オーディオ、コンテンツ視聴、ゲームの機能にフォーカスしてきたXperia 1シリーズですが、今年のXperia 1 VIIに関しては、ゲーミングに関する新機能の追加や、仕様の強化は特にアピールされていません。

 もちろん、プロセッサーを前モデルの「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」から最新の「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform」へと刷新したことで、NPU/CPU/GPUがそれぞれ40%以上高性能化するなど各種性能は高くなっています。

 あくまで本モデルの新機能として訴求されているものが無いだけで、熱拡散シートやベイパーチャンバーの搭載による効率的な排熱の仕組みや、前モデルでもあった「ゲームエンハンサー」機能などゲームに役立つ機能はしっかりと搭載しています。

 ゲームを楽しむためのスマートフォンとして購入しても後悔は少ないでしょう。

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