家族6人で共有する“巨大ワンルームの家” 『渡辺篤史の建もの探訪』

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2025年06月20日 10:00  ORICON NEWS

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南で雑木林に面する=「-東京都あきる野市・田村邸-」(C)テレビ朝日
 俳優・渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)21日放送回は、東京都あきる野市の田村邸を訪れ、“家族6人が暮らす全開放ワンルームの家”の驚きの暮らしに迫る。

【写真】「広い!」屋内は巨大ワンルーム=「-東京都あきる野市・田村邸-」

 今回紹介されるのは、5枚の門型フレームによって支えられた、柱の少ない大空間が特徴の住宅。玄関を入った瞬間、内部がすべて見渡せる完全なワンルーム設計で、中央にはアプローチの延長として土間が続き、そのまま裏手の雑木林へと抜けていくという大胆な空間構成が目を引く。

 門型フレームのあいだのスペースは、収納や家族それぞれの寝室として活用。個室でありながらも完全には仕切られていないため、空間の一体感が損なわれることなく、家族同士の距離感も程よく保たれている。

 建物自体はシンプルな箱型。外壁は施主自らが水性塗料でDIY塗装したもので、味わい深い風合いが特徴。アプローチには蛇行するように石が敷かれ、緑の中を通って玄関へと誘う演出も施されている。

 内部には斜めに配置されたアイランドキッチンが据えられ、視界の先には南側に広がる雑木林の景色が。リビングや収納、家具類の多くも施主のDIYで手作りされており、竣工当初はがらんどうだった空間を“住みながら”完成させていくスタイルが取られている。

 また、裏手の雑木林は近くのお寺が所有する土地だが、管理を条件に借用し、家庭菜園やブランコを設置。都市にいながら自然と共生する、のびやかな暮らしを実現している

竣工:2022年3月
敷地面積:182.7平方メートル(55.3坪)
建築面積:67.8平方メートル(20.5坪)
延床面積:97.9平方メートル(29.6坪)
構造:木造ラーメン構造
設計:加藤渓一/スタジオピース

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