「イグナイト -法の無法者-」第10話(C)TBS間宮祥太朗が主演を務める「イグナイト -法の無法者-」第10話が6月20日に放送された。りょう演じる浅見の姿に「かっこよすぎ!」「一生ついていきます」といった声が上がっている。
本作は、日本の訴訟社会化と飽和する弁護士界の実態をテーマに、これまでのリーガルドラマとは一線を画す、完全オリジナルのダークリーガル・エンターテインメント。
間宮演じる今作の主人公・宇崎凌は、父親を事故で亡くしたことをきっかけに法の世界を目指す。やっとの思いで司法試験に合格するも、ことごとく事務所の面接に落ち、バイト生活を送る毎日。ひょんなことから「ピース法律事務所」への就職が決まり、一人前の弁護士になれると思ったが、そこは依頼人を待つのではなく、争いの火種があるところへ潜り込み人々に訴訟を焚きつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く、界隈では無法者として知られている怪しげな法律事務所だった。
「ピース法律事務所」の事務所の代表・轟謙二郎を仲村トオル、チームのムードメーカー・伊野尾麻里を上白石萌歌、秀才の現代っ子弁護士・高井戸斗真を三山凌輝が演じる。さらに、及川光博、りょう、藤田朋子、田中直樹、高嶋政伸、杉本哲太、藤崎ゆみあ、宮川一朗太ら豪華キャストが出演する。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
5年前のバス事故の真相を暴くため、宇崎(間宮)の母・純子(藤田)が原告となり、父・裕生(宮川)がかつて働いていた湊中央バスを安全配慮義務違反で訴えることに。被告であるバス会社所長・浜岡(おかやまはじめ)は「事故の原因は裕生が副作用の強い薬を服用していたため」という警察の結論を盾に主張を続ける。バス事故について調査するため、宇崎は初めて伊野尾(上白石)とともに裕生が勤務していたバス会社を訪れるが話すことはないと門前払いをくらうなか、1人の整備士・堀切(平埜生成)が宇崎と伊野尾に声をかける…というのが第10話のストーリー。
堀切の証言によると、日常的に整備が不十分だったこと、整備表は所長に提出後に改ざんされていたこと、書き換えられる前の画像を残していたことが明らかに。そして裕生は堀切と共に所長にかけあってくれたにも関わらず、自分は5年間も泣き寝入りしてしまったことについて頭を下げ、薬を飲んだとは到底思えないこと、間違いなく車両に問題があったと証言をする。整備状況についての尋問を認められた宇崎は浜岡を焚き付け、GIテクノロジーズの自動運転システムが搭載されていたことから、整備不良の可能性はゼロだという浜岡の証言を引き出す。第一段階である、自動運転システムが搭載されていたことの証明をさせる見事な展開に、SNSは「キタキタ」「よし引っかかった!」「おもしろすぎる!」と盛り上がりを見せた。
一方、浅見(りょう)はこの戦いのキーマンとなる解剖医に目を付け、半グレの若者を雑居ビルの地下の店に潜入させ、解剖医がそこでおこなわれている闇カジノに確実に来る日を探るよう指示をする。半グレの若者には「いきがってると逮捕しちゃうぞ」と言い放ち、一課長に「お前は何に執着してる」と聞かれ「善良な市民の声を守ることです」と答える浅見の姿に「かっこよすぎ!」「最高」「一生ついていきます」といった声が上がった。
ラストでは、訴状が届いたGIテクノロジーズの社長・宝田が石倉の元を訪ねるシーンや、石倉から依頼を受ける千賀の姿が映し出され第10話が幕を閉じる。怒涛の展開を迎えた第10話に「クライマックスに向けての神回」「秒で終わった」といった声や「もう最終回とか無理」「終わっちゃうの寂しすぎる」といった声も上がっている。
【最終話あらすじ】
内閣官房長官・石倉(杉本哲太)を引きずり下ろすため、“無法者”たちの最後の戦いが始まる。宇崎(間宮祥太朗)たちは、事故を起こしたバスで自動運転システムが暴走したという記録を探すため、GIテクノロジーズの元社員と接触。そこでシステムの監視を担当していたモビリノという会社の存在を知る。伊野尾(上白石萌歌)は裁判所の執行官らを伴い、事故当日の監視記録の保全に向かう。同じ頃、石倉から弁護依頼を受けた千賀(田中直樹)は、GIテクノロジーズ社長・宝田(田中幸太朗)と手を組み水面下で動いていた。真実が明らかになるまであと一歩となった矢先、宇崎の“正義”までも揺るがす想定外の出来事が降りかかり…。はたして、宇崎たちが迎える結末とは。
「イグナイト -法の無法者-」は毎週金曜日22時〜TBSにて放送中。
※高嶋政伸の「高」ははしごだか。藤崎ゆみあの「崎」はたつさき。
(シネマカフェ編集部)