
自民党派閥裏金事件で在宅起訴され、同党を離党した大野泰正参院議員(66)=岐阜選挙区=は21日、7月の参院選への出馬を見送る意向を表明した。自身のフェイスブックに「無所属になってからは(議員活動が)80%ぐらいのパフォーマンスになった。この状態が改善できないまま議席を預かることはあってはならない」と記した。
大野氏は2013年の参院選で初当選し、現在2期目。旧安倍派から還流を受けるなどした約5100万円を18〜22年分の政治資金収支報告書に記載しなかったとして在宅起訴された。祖父は衆院議長を務めた故大野伴睦氏。