生活にゆとりを生む夢の“時産家電”を! 電気圧力鍋&自動調理ポット

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2025年06月22日 17:00  BCN+R

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自分や家族との時間、くつろぎタイムをつくってくれる「時産家電」
 残業や子どもの習い事の送迎で帰宅が遅くなる共働き家庭などで注目を集めているのが電気圧力鍋です。材料を入れてスイッチを押すだけで調理が進む手軽さに加え、調理中の空き時間を他の家事や自分のための時間として「生み出せる」点が「時産家事」として期待されています。時産家事をサポートしてくれるのが「時産家電」。代表格の電気圧力鍋や自動調理ポットを活用した効率的な暮らしを紹介します。

その他の画像はこちら●手放せなくなる「ほったらかし調理」の実力

 「時産家事」とは、家事の時短を目的とするのではなく、“家事のスタイルを見直し、生活にゆとりを生み出す”という考え方です。単に家事を効率化するのではなく、自分の時間や心の余裕を確保するための工夫であり、「やらなくてもいい家事を手放す」「家電やサービスに任せる」といった発想も含まれます。

 時産家事を行うには、それをサポートするための「時産家電」が必要です。なかでも電気圧力鍋は、時産家電の代表格と言えるでしょう。電気圧力鍋の最大の特徴は、火加減に気を配る必要がないことです。マイコン制御により温度や圧力が自動で調整されるため、材料を入れてスイッチを押せば、あとは調理終了まで基本的には待つだけでOKです(※一部機種・メニューによっては途中で材料の追加やかき混ぜが必要な場合もあります)。

 気になる「味」も問題ないどころか、火と鍋を使って作る料理より美味しくなる可能性が高いです。圧力調理によって肉はやわらかくなり、味が染み込みやすくなるからです。

●定番メニューも時産で美味しく

 カレーを例に考えてみましょう。カレーを作る時、通常は具材を炒めて、何度も混ぜて火加減をみます。しかし電気圧力鍋なら、材料を入れてスイッチを押すだけで本格的なカレーが完成します。

 実際に手を動かすのは、野菜のカットや下ごしらえなど15分程度。調理している間は、他の家事や家族との時間、あるいは自分のくつろぎタイムにあてることもできます。

 手がかかる料理というイメージが強い「豚の角煮」も、同じ要領で調理できます。通常は下茹でや2〜3時間の煮込みが必要ですが、多くの製品やレシピで下茹でを省略でき、40分から1時間程度でジューシーな角煮が仕上がります。

 肉じゃがなどの定番煮物も同様で、材料を入れて待つだけ。じゃがいもはホクホク、煮崩れもしにくいです。圧力鍋は蒸発が少ない分、調味料は控えめの方がちょうどよい仕上がりになります。

●手軽さが魅力の自動調理ポット

 電気圧力鍋とあわせて注目したいのがコンパクトな自動調理ポットです。例えばレコルトの自動調理ポットは、朝食やサイドメニュー作り、栄養重視の一品調理に威力を発揮します。

 材料を入れてスイッチを押せば、ポタージュやスープが自動で完成し(※機種によっては自動撹拌機能付きのモデルもあります)、その間は他の準備や子どもの支度を進められます。

 例として、かぼちゃのポタージュなら、材料をカットし牛乳・塩を入れるだけで自動調理。豆腐としらすのスープ等、手間がかかる栄養メニューも簡単です。

 電気圧力鍋はメインディッシュに、自動調理ポットは朝食やサイドメニュー、離乳食などの“もう一品”に活躍します。2台を組み合わせることで、日々の食事作りがより快適に、効率的になるでしょう。

●生まれた空き時間の効率活用

 電気圧力鍋の最大の価値は、「調理している間に、自分の時間や家族との時間、あるいは他の家事など、自由に使える時間=“時産”」にあります。例えば電気圧力鍋にメイン料理を任せている間に、みそ汁やサラダを作ったり、洗濯物を干したり、掃除機をかけたりと、多忙な毎日でも家事全般の時短・効率化が進みます。

 具体例として、カレーの調理では、加熱や加圧までの数分で食器洗い、調理中の20分で洗濯物を干し、残りの時間で子どもの宿題をチェックする…といった時間の有効活用も。夕食準備と家事を同時進行できる電気圧力鍋は心強い味方です。

●失敗しない調理のポイント

 電気圧力鍋には煮込み、肉料理、スープなど、自動調理モードが搭載されています。圧力や温度、時間が最適に設定されるため、調理が苦手な人でも失敗しにくいのが魅力です。

 食材はなるべく大きさをそろえて切ることで均一な仕上がりになります。冷凍肉をそのまま調理できる機種もありますが、解凍してから使うと、より味なじみがよく美味しくなります。また製品によっては、調理後のパッキン洗浄などお手入れも必要な場合があり、取扱説明書の確認が大切です。

 電気圧力鍋さえあれば、「今日も残業で遅くなった」という日でも温かい手作り料理を並べられます。火加減や調理の心配を減らし、空いた時間を生み出す家電として、子育て世帯・共働き世帯の味方になるでしょう。

 時産家電は「手抜き」の道具ではなく、「手間をかける時間を選べるようにする」道具です。料理を“する・しない”の白黒ではなく、「どこに手間をかけ、どこは任せるか」を自分でデザインするのです。それこそが“時間を産む”という発想につながっていくのです。(マイカ・秋葉けんた)

秋葉けんた

編集プロダクションのマイカに所属するITライター。雑誌、書籍、新聞、Web記事など、多岐にわたるメディアで執筆活動を行っている。特に家電やガジェット、IT関連の記事に豊富な実績があり、生成AIに関する書籍も多数手がけている。

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