フェラーリ、ローマ後継のV8クーペ『アマルフィ』を世界初公開。最高出力は640PS

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2025年07月02日 14:50  AUTOSPORT web

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2025年7月1日に発表されたフェラーリ・アマルフィ
 フェラーリは7月1日、2+クーペの新型モデル『Amalfi(アマルフィ)』を世界初公開した。V8エンジンをフロントミッドシップに搭載する同車は、フェラーリ・ローマに置き換わるモデルとして、現代のスポーツ性と、高いパフォーマンス、多様性、洗練された美学を融合させた一台となっている。

 アマルフィの心臓部には、最高出力640PSを発生する3.9リッターV8ツインターボエンジンが採用されている。このエンジンは、新キャリブレーションによるターボチャージング管理システムなどにより最適化され、8速デュアルクラッチ・トランスミッションとの組み合わせによって0-100km/h加速3.3秒、0-200km/h加速9.0秒という卓越した加速性能を実現する。トップスピードは320km/hだ。

 車両ダイナミクスでは、ブレーキ・バイ・ワイヤシステムに加え、あらゆる路面に対応する“ABS Evo”コントローラー、統合されたアクティブ・リヤスポイラーによるダウンフォースの最適化など、最新技術が盛り込まれた。さらに、次世代型ADAS(先進運転支援)システムも包括的に搭載されており、安全性とドライバーアシスト機能も強化されている。

 デザインの面ではミニマルなアプローチが特長。流麗でありながら彫刻的なボリュームとクリーンな表面が、モダンさとダイナミズムを表現している。フロントの大きなエアインテークと長いボンネット、リヤのアクティブスポイラー、鍛造ホイールやカーボンファイバーのディテールが、このクルマのスポーティかつ洗練された美しさを際立たせる。

 インテリアにはデュアル・コクピット・レイアウトを採用し、ステアリングホイールに物理ボタンを装備するとともにアイコニックなスタートボタンが復活した。デジタルインストゥルメントクラスター、10.25インチセンター、8.8インチ助手席ディスプレイという3つのディスプレイを備えるHMI(ヒューマン・マイシン・インターフェース)は、直感的で没入感のあるユーザーエクスペリエンスを提供する。

 また、アマルフィは“2+”構成により、リヤシートが利用可能であることも特長だ。実用性が高められた同モデルは、これにより積載容量の増加や子供との移動や旅行などにも対応することが可能に。このほかオンボードエクスペリエンスを極めるオプションとして、ブルメスター・オーディオ・システムのプレミアムオーディオシステムも選択可能だ。


■『フェラーリ・アマルフィ』の主要諸元



寸法
4660×1974×1301mm
ホイールベース
2670mm
トレッド(前後)
1652/1679mm
乾燥重量
1470kg
パワーウエイトレシオ
2.29kg/PS
燃料タンク容量
80リットル
トランク容量
273リットル
エンジン
ウエットサンプV型8気筒ツインターボ
排気量
3855cc
最高出力
640PS/7500rpm
最大トルク
760Nm/3000−5750rpm
レブリミット
7600rpm
トランスミッション
8速デュアルクラッチF1 DCT
タイヤ
POTENZA Sport(ブリヂストン)またはP-Zero(ピレリ)
タイヤ&ホイール(前)
245/35 R20 J8.0
タイヤ&ホイール(後)
285/35 R20 J10.0

[オートスポーツweb 2025年07月02日]

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