カワサキZ900 SE(メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックマットカーボングレー) カワサキモータースジャパンは、大排気量ネイキッドバイク『Z900』と上位グレードの『Z900 SE』の2026年モデルを7月15日に発売すると発表した。
『Z900』は、カワサキがスーパースポーツモデルからカウルを剥がしただけのマシンではないと称するスーパーネイキッド。2025年モデルでマイナーチェンジされたものの海外向けのみだった。そして、国内では同年モデルで上位グレードの『Z900 SE』が再導入された際に、標準グレードの『Z900』がラインアップから消えていた。
そんなZ900シリーズの最新モデルが6月17日に発表され、2026年モデルとしてマイナーチェンジされた国内仕様の『Z900』が復活した。外観は、“Sugomi”デザインが採用され、ヘッドライトが小型化し、エッヂの効いたシャープなスタイリングとなった。そして、燃料タンクからシート、テールへと流麗なラインが続くデザインに仕立てられている。
パワートレインには948cc水冷4ストローク並列4気筒エンジンを搭載。電子制御スロットルバルブを新たに装備し、スムーズで高いコントロール性を実現している。最高出力は91kW(124PS)/9500rpm、最大トルクは98Nm(10.0kgm)/7700rpmを発揮する。
シャシーのダイヤモンドフレームは、エンジンを強度メンバーとして使用しており、軽量化を果たしつつ高い剛性を確保している。また、フロント・リヤともに伸側減衰力とプリロード調整機構を備えたサスペンションは、俊敏なハンドリングと快適性に寄与している。
ボディカラーは、『エボニー×メタリックカーボングレー』のみの1色展開となっている。
そして、『Z900 SE』も2026年モデルが発表された。この『SE』は、ブレンボ製ブレーキコンポーネントとオーリンズ製リヤサスペンションを搭載されている上位グレードだ。ステッチ入りの本革風シートに加え、USB Type-C電源ソケットも標準で備えている。
『SE』の最新モデルではカラーリングとグラフィックが変更された。ボディカラーは、『メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックマットカーボングレー』とこちらも1色のみだ。
従来モデルと比較し、メインカラーが暗めとなり、フレームやホイールのライムグリーンがさらに際立つカラーリングに仕上がっている。
メーカー希望小売価格は、標準グレードが148万5000円(税込)、上位グレードの『SE』が166万1000円(税込)。『Z900』シリーズの2026年モデルは7月15日から全国のカワサキプラザで発売開始される予定だ。
[オートスポーツweb 2025年07月02日]