【フジ問題検証番組】カメラなし会見を伝えるテロップを「謝罪」から「説明」に変更、経営陣意向

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2025年07月06日 13:03  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

フジテレビ

フジテレビは6日、元タレント中居正広氏(52)をめぐる女性問題に端を発した「フジテレビ問題」をめぐる検証特番「検証 フジテレビ問題 〜反省と再生・改革〜」(日曜午前10時)を放送した。


元社長の港浩一氏がVTR出演。1月17日、カメラを入れない状態での会見を開催した。当日、同局の夕方のニュース番組「Live News イット!」で「フジテレビ社長謝罪」とのテロップが掲出されたが後に「フジ社長説明」に変更された。それは経営陣の意向が反映されたものだった。


当時の報道担当専務の小林毅氏はVTR出演し「謝罪会見なのかっていったら、誰に対する謝罪なのかっていうことなんですよね。これまで説明してこなかったことに対するおわびなんですよね。それを謝罪会見という言い方で捉えるのは違和感ありましたね」と語った。


港氏は「『謝罪』というのがいきなり前面に出てくるのは『説明』を主体に置いた会見としてはどうなんだろうという話をしまして」と語った。


その10日後の1月27日に“10時間半”会見に臨むことになった。


23年6月に起きた中居氏よる女性社員への人権侵害事案を検証。同局は女性社員から被害申告を受けながら当事者へのヒアリングを含む事実確認や番組継続、打ち切りの判断について適切な対応ができず、状況を悪化させた。


番組によると「当該事案の『対応』について弊社がどこで判断を誤ったのか、またその一因にもなった組織風土はどのようなものだったのかについて、さまざまな証言をもとに検証しております。また、再生・改革の取り組みの進捗(しんちょく)についても現場の取材を通してお伝えします」としている。


出演者は同社の清水賢治社長、宮司愛海アナ、木村拓也アナ。ゲストはノンフィクションライター石戸諭氏、オウルズコンサルティンググループ執行役員の矢守亜夕美氏。スタッフはフジテレビ問題検証チーム、制作著作はフジテレビ。


同時間帯に放送予定だった「かのサンド」(同10時)「ミラモンGOLD」(同11時15分)は休止となり、翌週放送予定。

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