【フジ問題検証番組】日枝久氏、遠藤龍之介氏から辞任迫られていた「10時間会見」前日に説得も

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2025年07月06日 14:34  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

日枝久氏(23年)

フジテレビは6日、元タレント中居正広氏(52)をめぐる女性問題に端を発した「フジテレビ問題」をめぐる検証特番「検証 フジテレビ問題 〜反省と再生・改革〜」(日曜午前10時)を放送した。


3月27日、同局は日枝久取締役相談役(87)の退任を発表した。日枝氏の側近として長らく行動をともにしてきた元副会長の遠藤龍之介氏が取材に応じた。1月27日の“10時間会見”の前日に日枝氏へ辞任を迫っていたことを明かした。


「あなたが辞めていただかないと、収束しないんじゃないかということを思っていて」と切り出すと、辞めない意思表示を出したことを明かし「お前は戦わないで辞めるのか、みたいなことを言われました」と語った。


そして日枝体制の長期化による弊害として「日枝さんの歓心を得ようとしている役員、局長の動きが若い人間のモチベーションを極端に下げているのが非常によくないことの1つだと思うんですよねっていうことを話しましたね」とした。


日枝氏には「失礼だろう」と言われたといい「その役員たちに、みたいなことを言いましたね」と語った。番組ナレーションによると、40分ほど説得で、日枝氏が首を縦に振ることはなかったという。


番組によると「当該事案の『対応』について弊社がどこで判断を誤ったのか、またその一因にもなった組織風土はどのようなものだったのかについて、さまざまな証言をもとに検証しております。また、再生・改革の取り組みの進捗(しんちょく)についても現場の取材を通してお伝えします」としている。


出演者は同社の清水賢治社長、宮司愛海アナ、木村拓也アナ。ゲストはノンフィクションライター石戸諭氏、オウルズコンサルティンググループ執行役員の矢守亜夕美氏。スタッフはフジテレビ問題検証チーム、制作著作はフジテレビ。


同時間帯に放送予定だった「かのサンド」(同10時)「ミラモンGOLD」(同11時15分)は休止となり、翌週放送予定。

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