
9月12日、小泉進次郎農林水産相が10月に行われる自民党総裁選に立候補する意向だと報じられた。陣営関係者によると、出馬に必要な20人の推薦人を確保するメドはつけ、水面下で支持拡大を図っているという。
高市早苗との“一騎打ち”
このニュースが流れると、ネット上では、
《一難去ってまた一難》
《身の程をわきまえろ》
《操り人形になるだけ》
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《やる気のある無能》
《首相にはなるな》
と、世間からの厳しい声が溢れた。
「出馬を見送るのでは、といった報道もありましたが、結局、立候補することになりそうですね。総裁選は9月22日告示、10月4日投開票で、小泉氏と高市早苗・前経済安保担当相の一騎打ちが有力視されています。最新の世論調査では、『次の総理にふさわしい人物』として、2人が約19%を獲得し、同率1位となっています」(一般紙記者)
自民党内からは“経験不足”指摘も
若さと抜群の知名度を背景に“世代交代”の象徴として注目を集める小泉氏だが、自民党内は、決して歓迎ムード一色というわけではないようだ。
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「小泉氏の支持は、特に若年層や無党派層に広がっている一方で、党内の一部からは“経験不足”“政権を担うには時期尚早”といった慎重な声も出ています。具体的な政策ビジョンが見えにくい点が、課題となっているのでしょう。世論の受けは確かにいいですが、実務能力をどう示していくのかが、今後の鍵になると思います」(政治ジャーナリスト)
これまでの政治活動の中で、大きな政策実績や国際的な交渉の経験が乏しいことは否定できない。SNS上では、小泉氏に対して冷ややかな反応も目立つ。
《結局、父親のイメージに頼っているだけ》
《首相になったら日本が地獄に落ちる》
《外交や経済を本当に任せられるのか疑問》
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といった声が続々と寄せられ、出馬への懸念が広がっている。
「批判的な声の一方で、小泉氏の登場が、閉塞感漂う今の永田町に風穴を開けてくれるのでは? といったポジティブな見方もあります。若い世代を中心に“既存政治からの転換”を求める声は根強く、党内さえうまくまとめられれば“小泉総理”の誕生も夢ではないでしょう」(前出・政治ジャーナリスト)
総裁選を前に、小泉氏に求められているのは“人気”を“信頼”に変えることだろう。