坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) 2025スーパーフォーミュラ第9&第10戦富士 10月12日の全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦は、午前中の予選こそ行われたものの、午後に入ってスタート進行の時間が近づくにつれ、富士スピードウェイには濃い霧が立ちこめた。結局、この濃霧が解消せず、安全性が確保できないため、決勝レースは中止という判断が下された。
ランキングリーダーとして富士2連戦に臨んだ坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)にとっては、得意のサーキットでポイントリードを広げたいところだったが、雨による途中終了でハーフポイントとなった11日の第9戦(坪井は2位)に続き、ネガティブな週末となってしまった。
■“寒い鈴鹿”に見出したいチャンス
ウエットパッチが残るなか始まった第10戦の予選で、坪井はQ1・Bグループから出走。「Aグループのサッシャ(・フェネストラズ/チームメイト)のコメントを聞いてからアタックができて、Q1もQ2も、アタック自体は悪くなかった」という坪井だが、ホンダエンジン勢がトップ6を独占する強さを見せたなかでは、「いっぱいいっぱい」の結果であったと述べた。Q2でポールポジションを獲得した牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は1分22秒123、坪井は1分22秒551で7番手という予選結果となった。