KCMGの47号車メルセデスAMG GT3エボ 5月16日、ドイツ・ニュルブルクリンクで決勝レースが始まった『ADACラベノール・24hニュルブルクリンク(ニュルブルクリンク24時間レース)』は、序盤から荒れ模様の展開となった。
気温が10度に届かないような寒いコンディションのなか、15時に始まったレースは、オープニングラップからスピン、パンク、ジャンプスタートのペナルティなどが見られる慌ただしい展開となったが、2時間が経過した頃、雨粒がコースの一部で落ちたこともあって、各所でコースオフや接触が相次いだ。ここでは、トップグループを含む日本勢も悲運に見舞われることとなった。
蒲生尚弥・福住仁嶺を起用するKCMGの47号車メルセデスAMG GT3エボは、17時20分過ぎ、ジェシー・クローンのドライブ時に、シェーラー・スポーツPHXの16号車アウディR8 LMS GT3エボ2との接触により、ダメージを受けた。
47号車がパドックに戻された際は、多くの関係者がその様子を見守ったが、蒲生と福住の姿ももちろんそこにはあった。
福住によれば、事故が起きたのはコード60とコード60の間の区間。ふたつ目のコード60の区間に入る際の減速時に、後方から16号車アウディに追突される形になったのだという。
マシンは左リヤのサスペンション周辺にダメージが見受けられるようだが、福住は「直ると思っています」。ニュルブルクリンク24時間レースデビューを迎えた福住としては、まだ決勝でステアリングを握っておらず、順位はともかくこのサーキットでの経験を少しでも多く積みたいところだ。マシンはパドックのテントに運ばれており、これから修復を試みるものと思われる。
※追記:その後メルセデスAMG広報から、シャシーのダメージが激しいため、レースに復帰しない旨がアナウンスされた。
一方、KCMGの事故が起こる20分ほど前、KONDO RACING with Rinaldiの45号車フェラーリ296 GT3エボは、ティエリー・フェルミューレンのドライブ中、バックマーカーをオーバーテイクしようとした際にグリーンに右側タイヤを落とすような形となり、左側のガードレールへとほぼ正面からクラッシュ。
マシンは車検場前に戻されているが、損傷が激しいためか、カバーがかけられたまま留め置かれており、リタイアを選択したと見られる。
現地はこれから夜の時間帯に入っていくが、引き続き小雨が混じる時間もあり、レース運びには細心の注意が求められることとなりそうだ。
[オートスポーツweb 2026年05月17日]