平安S2026に出走予定のナルカミ(25年10月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん) サンダースノー産駒のJRA重賞初制覇なるか。25年のジャパンダートクラシック覇者のナルカミ(牡4、美浦・田中博康厩舎)が、平安ステークス(4歳上・GIII・ダ1900m)に参戦する。
サンダースノーはダンジグ(Danzig)系のヘルメット(Helmet)の産駒で、現役時代は芝ダートの二刀流で活躍した。2歳時のクリテリウム・アンテルナシオナル(芝1400m)でG1初制覇。3歳時のUAEダービー(ダ1900m)ではエピカリスとのマッチレースを制し、ダート重賞初制覇を果たす。その後、ジャンプラ賞(芝1600m)で2つ目のG1タイトルを獲得すると、4歳時と5歳時にはドバイワールドC(ダ2000m)を連覇。まさに異色の名馬だった。20年から北海道のダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで種牡馬入り。産駒も芝ダートの双方で走るのかと思いきや、ここまではナルカミやテンカジョウなど、砂が主戦場となっている。
平安Sにはナルカミが参戦する。25年に不来方賞、ジャパンダートクラシックを制し、3歳ダート王の座に就いた実力馬。ただ、その後の3戦はいずれも2番人気以内に支持されながら、チャンピオンズCが13着、東京大賞典が6着、ダイオライト記念が5着と精彩を欠いている。それぞれに展開や馬場などの敗因があるようだが、このまま終わるわけにはいかない。当日のテンションには注意がいるものの、GIIIなら巻き返し必至だろう。
サンダースノー産駒はナルカミが2つ、テンカジョウが4つ、計6つの交流重賞を制しているが、意外にもJRA重賞は未勝利となっている。これまでに延べ8頭が出走し、25年チャンピオンズCのテンカジョウなど3回ある7着が最高着順。ここでナルカミが、父に新たな勲章を届けることを期待したい。