エチレン生産、3.6%増=4月、稼働率は過去最低―石化協
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2026年05月21日 18:02 時事通信社

石油化学工業協会(石化協)は21日、4月のエチレン生産が前月比3.6%増の28万3500トンになったと発表した。定期修理中のプラントが稼働したためで、エチレンから作られるポリエチレンやポリプロピレンといった石油化学製品の生産も伸びた。
ただ、エチレン生産設備の稼働率は67.3%と過去最低を更新。石化協の工藤幸四郎会長(旭化成社長)は「(エチレン)供給を続けるため、稼働率を下げる運用を行っている」と説明した。
エチレンは原油由来のナフサから製造され、プラスチックや繊維などの原料となる。中東情勢の混乱でナフサの調達不安が広がるが、工藤会長は、国内精製や中東以外からの代替調達により、「3月に比べると冷静に調達を進めている」と指摘した。
一方、「中期的には価格が非常に大きな問題」とも述べ、ナフサを含めた石油化学製品の価格高騰による需要減退に懸念を示した。
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