
<日本生命セ・パ交流戦:阪神2−4西武>◇4日◇甲子園
西武平良海馬投手(26)が大声援を味方につける阪神を、ほぼ沈黙させた。7回を1失点。登録抹消もあり、防御率は5月21日の0・80から1度はリーグ1位から消えたが、0・75で再びトップに。1イニング無失点でも0・01しか数字が下がらない状況での1失点。連続イニング無失点記録は19で止まったが「まぁ、そういう時もあるかなっていう感じですね」と気にしない。
伝統の甲子園もあまり気にしない。「打席もありましたし、楽しみながら投げることができましたね」となんのその。7回裏にジェット風船が上がる瞬間も、まるで気にせず投球練習を続けた。他部からの助っ人もいた八重山商工(沖縄)時代。「(甲子園は)目指してなかったですね、正直。それより楽しんでやろうと思ってました」という高校野球エンジョイ勢が、今や球界を代表する投手の1人として君臨する。
セーブ王に輝いたクローザーの昨季は年間825球。今季は先発としてこの夜で900球に達した。どんな環境でも適応していくのが平良の強み。「高めの直球で空振りを取れる確率が高いので」という持論も、どこで投げようが変えない。佐藤輝に156キロ、大山に155キロ。球界屈指の強打者から連続三振を奪った4回裏はお見事で、チームを今季最多の貯金12へと導いてみせた。
▽西武西口監督(平良の投球やスタイルについて)「自分の投球をいかにできるかだけを突き詰めて。打つほうも貪欲(どんよく)にやってくれて。何も言うことはないくらいいい内容です」
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