
Netflixを代表するヒット作といえば『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。その製作総指揮を務めたダファー兄弟による待望の新作は……シニア版ストレンジャー・シングス!?
シニア版ということで、主人公は人生の終盤を迎えたおじいちゃんとおばあちゃんです。理想郷のような高齢者向けコミュニティにひそむ、おそろしい陰謀と未知のモンスターの正体とは。
毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。
今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflixドラマ『ザ・ボローズ』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!
【あらすじ】
ニューメキシコの広大な砂漠にたたずむ、高齢者向けコミュニティ「ザ・ボローズ」。
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完璧に整備された美しい街、笑顔で行き交う人々……まるで理想郷のようにも見えますが、新しく入居したサムにとってはすべてがウソくさく、牢獄のように息苦しかった。それにサムは最愛の妻を亡くしたばかりで、深く深く傷ついていたのです。
ある日のこと、サムの家にエドワードという認知症の老人が不法侵入しました。エドワードは「以前この家に住んでいた人物」であり、サムに「壁の中にフクロウがいる」という謎の言葉を残して立ち去ります。
フクロウとはなんなのか───。それからまもなくして、サムはフクロウの正体を知ることに……。
【ココが見どころ!】
<その1:物語の舞台は「理想郷に見えるディストピア」>
理想郷のような場所に見えた「ザ・ボローズ」。けれどもその実態は「ディストピア(反理想郷)」!
一見すると美しいけれど、どこか閉鎖的で不気味ですし、住人は自由に暮らせるいっぽう、なにか問題を起こしそうになるとスグ施設に収容されてしまうのです。しかも施設に入ったら最後、四六時中見張られるうえに、死ぬまで出られません。もはや体(てい)のいい軟禁としか思えない。
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それに、スタッフは明らかになにかを隠しています。いったいどんな秘密があるというの……?
<その2:シニア版ストレンジャー・シングス>
配信がはじまる前から「シニア版ストレンジャー・シングス」として注目されていた本作ですが、そういわれるのもよくわかる。
なぜなら、共通点が多すぎるから。町で不可解な事件が次々起こり、仲間たちが一致団結してモンスターとバトルを繰り広げたりするんですもの。仲間たちがそろいもそろって「はみだし者」なところも、80年代を彷彿とさせるレトロな世界観もストシンっぽい!
けれどそのいっぽうで、本作にしかない魅力もたっぷりあるの。サムとその仲間たちは、迫りくる「老い」にあらがいつつ、冷酷な社会やおそろしい現実と戦いながら、これまで積み上げてきた経験値ですべてをぶっ壊していきます。これぞシニアだからこそ、なせる技。
<その3:本当の敵とはなんなのか>
本作には、サムと仲間たちの安全を脅かすさまざまな「敵」が登場します。そのひとつが「モンスター」なのだけど……実は彼らは真の敵ではないのです(ちょっとしたネタバレ)。
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それならば、真の敵とはなんなのか。老い?それとも、やっぱりいちばん怖いのは人間? 物語を辿りながらその答えを見つけてみてください。
【考察するのも楽しそう】
1話あたり40分〜56分×全8話で構成されている本作。密度が濃くタイトにまとまっているから、あっというまに完走できちゃうはず。
ちなみに、本作のラストシーンはちょっぴり意味深。海外掲示板などでは考察も盛り上がっているようで「シーズン2があるのではないか」という憶測も出ているみたいなの。友達と感想を語り合いながら考察を楽しむのもおすすめです。
■今回紹介した作品
『ザ・ボローズ』(原題:The Boroughs)
2026年5月21日からNetflixで独占配信中
※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:Courtesy of Netflix © 2026
