【とっておきメモ】阪神高橋遥人 7勝目の翌朝、夢に現れたのは…今なお力をくれる人 

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2026年06月14日 05:00  日刊スポーツ

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オリックス対阪神 力投する阪神先発の高橋遥人(撮影・前田充)=2026年6月13日

<日本生命セ・パ交流戦:オリックス3−6阪神>◇12日◇京セラドーム大阪


阪神がオリックスの猛追を振り切り、今季ワーストだった連敗を4で止めた。先発の高橋遥人投手(30)は6回7安打3失点で無傷の8勝目。開幕から10戦負けなしで、リーグ単独トップに立った。


   ◇   ◇   ◇


緊張と驚きと懐かしさの中で、目をさましたのだろう。「今日は生田監督が夢に出てきました」。5日楽天戦で7勝目を挙げた翌日、阪神高橋が亜大の恩師、生田勉元監督(59)に送ったメッセージだ。2人のつながりは強い。


常葉学園橘(静岡)3年の秋。プロ志望届を出すも、指名漏れ。指名がなかった場合、亜大進学が決まっていたが「大学では軟式をやります」と言いだした。指名漏れによる自信喪失を理解した上で、恩師は「そんなことで終わっていい才能じゃない」と説き伏せた。


東都リーグで実績を積み、亜大4年の秋は上位候補の立場は揺るぎないものになった。だがドラフト直前のリーグ戦で四球を連発し、また自信をなくした。「地元で就職します」と希望進路を変更。また必死で翻意させたが「ぼくの指導が厳しかったから『完璧にやらないとだめなんだ』と自分を追い込むようになって」。妥協ができない生真面目さが、いじらしかった。だからこそ、今年の快進撃を恩師は喜ぶ。


怖いだけの指導者だったなら、夢にまで出てこない。「阪神高橋」がこの世に存在するのは、元監督の叱咤(しった)があったから。今なお高橋にとって生田元監督は、力をくれる存在なのだと思う。【堀まどか】

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