画像提供:マイナビニュース「ダイエット中なのでサラダ中心にしています」という人は少なくありません。しかし、内容によっては、かえって痩せにくい体につながることもあります。
今回のテーマは、「サラダ中心の食生活が逆効果になる理由と対策」です。
ドレッシングとタンパク質不足が落とし穴
「サラダだからヘルシー」と思い込みがちですが、実はドレッシングや具材次第で高カロリーになることがあります。たとえば、ごまドレッシングは大さじ1杯で約60kcalほどあり、たっぷりかければそれだけで100kcal以上を上乗せしてしまいます。
さらに中路先生が注意点として挙げるのが、「タンパク質不足による基礎代謝の低下」です。食事をしたあとに消費されるエネルギー(食事誘発性熱産生/DIT)は、タンパク質では摂取エネルギーの約30%が熱として消費される一方、糖質は約6%、脂質は約4%程度にとどまります。中路先生によると、タンパク質を極端に減らした食事を続けると、“食べたものを燃やす力”そのものが低下し、痩せにくい体につながりやすいといいます。
サラダにタンパク源をプラスするのが正解
また、生野菜ばかりに偏った食事にも注意が必要です。体を冷やしやすく、腸の動きや血流の低下につながることがあります。さらに、食物繊維を過剰に摂りすぎると、鉄・亜鉛・カルシウムなどのミネラル吸収を妨げ、貧血や疲労感の原因になる場合もあります。
中路先生は、こうした偏りを防ぐためには「サラダにタンパク源を組み合わせること」が大切だと話します。具体的には、ゆで卵、豆腐、ツナ、サバ缶、鶏むね肉などを加えるだけでも、栄養バランスは大きく改善されます。
中路幸之助 なかじこうのすけ 1991年に兵庫医科大学を卒業後、 兵庫医科大学、獨協医科大学を経て、1998年 医療法人協和会に所属。 2003年から現在まで、医療法人愛晋会中江病院の内視鏡治療センターで臨床に従事している。 専門分野はカプセル内視鏡・消化器内視鏡・消化器病。学会活動や論文執筆も積極的に行っており、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医・学会評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員、日本消化管学会代議員・近畿支部幹事、日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医・代議員を務めているほか、 米国内科学会(ACP)の上席会員(Fellow)でもある。 この監修者の記事一覧はこちら
この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。(メディコレ編集部)