2026年F1第9戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 2026年F1第9戦イギリスGPをクラッシュで終えたオラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2戦続けて大きな怪我にも繋がる可能性のあった問題が起きたことを受けて、不満を露わにした。
シルバーストーンでの週末は、またしてもリヤウイングの不具合が原因でコースアウトするという最悪の結末を迎え、フェルスタッペンは激怒した。またそれだけでなく、フェルスタッペンはグランプリの大半を通じてマシンのバランスにも強い不満を抱いていた。さらに、チームメイトのアイザック・ハジャーと比較してストレートでのスピードが不足していると訴えたほか、新しいパワーユニットを投入してセットアップも変更し、ピットレーンからスタートしたいという自身の要望をチームが無視したことにも苛立ちを露わにした。総じて、フェルスタッペンはあらゆることに満足しておらず、レース終了後には遠慮なく怒りをぶちまけた。
フェルスタッペンはリヤウイングの問題について、次のように語った。
「オーストリアの時と似ているが、不具合の内容は異なる。でも結果は同じだ。コーナー進入時にリヤウイングが完全(な状態)に戻らず、それによって大幅にダウンフォースを失った。それでスピンを喫したんだ」
無線でのフェルスタッペンの反応は、言葉として聞き取れる部分よりも放送禁止用語を伏せるための規制音の方が多く、「本当に危険だった。2回も大怪我をしかねない状況だったからね。オーストリアでもここ(シルバーストン)でも運がよかったけれど、だからこそもううんざりだ」と述べ、その怒りを弁明した。
RB22のパフォーマンスについても、フェルスタッペンは、「週末を通してマシンのバランスはひどいもので、ガレージのもう1台のマシンと比べてトップスピードもなかった。レースでもまったく同じ状況だったが、それは予想通りだった」と振り返った。
予選が終了した時点で、たとえピットレーンスタートを余儀なくされるとしても、マシンのセットアップとパワーユニットを変更すべきだと明言していたフェルスタッペンは、日曜の朝になってもその考えに変わりはなかったという。
「僕はピットレーンからスタートしたかった。チームは問題を解決できると自信を持っていたようだけど、僕はそうではなかった」
なぜチームは自身の要求に従わなかったのかと問われると、フェルスタッペンは「わからない」とだけ答え、「僕はあらゆる面でベストを尽くしている。それしかできないからね」と述べた。フェルスタッペンはこの週末の全体的な状況に強い不満を抱いていることを認めており、「今週末にまた起きたことを踏まえて楽観的でいられるとしたら、それはよほど悟りを開いた人物だろうね。悪いけど、それが現実だ。つまり、気持ちを切り替えて再出発するには、数日が必要だということだよ……」とコメントした。
自身のアクシデントについて、チーム代表のローラン・メキースがどのような反応を示したかと問われたフェルスタッペンは、次のように明かした。
「もちろん、彼はすぐに僕の部屋に来て、レース中に抱えた問題について話し合ったり、コース上で何が起きたのかを説明してくれた。それは普通のことだし、僕たちはいつもそうしている」
なおフェルスタッペンは、今回の2度目のアクシデントがチームにおける自身の将来にどのような影響を及ぼし得るかについてコメントすることはせず、「それについては何も言わないつもりだ。現時点でそれについて何かを言うのは公平ではない」と主張した。
一方でメキースは、「マックスが不満を抱くのももっともだ」と率直に語った。
「たとえふたつの異なる原因があり、規模が小さかったとしても、2戦続けて高速コーナーでマシントラブルに見舞われ、期待を裏切られるような事態は、ドライバーにとって非常に不快なものだ。彼が不満に思うのは当然のことだ」
「二度とあのような事態が起きないよう、間違いなく必要な対策を講じることに疑いの余地はない。レッドブルリンクで何が起きたのか、そしてその不具合の原因については、我々も十分に理解している。今日(日曜日)の件について初期段階の分析を行ったところ、今回はそれとは異なる種類の不具合に見舞われたことがわかった」
「だからといって状況がよくなるわけではないが、こうした一連の出来事を踏まえて、あらゆる手を尽くしてすべてを検証していくつもりだ」
[オートスポーツweb 2026年07月08日]