今4人に1人が異常あり!急増中の「足トラブル」を防ぐ方法6つ

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2014年04月02日 18:00  &Mama

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今4人に1人が異常あり!急増中の「足トラブル」を防ぐ方法6つ

あなたは今、日本の子どもの足が危険な状態にあることをご存知ですか?


怖がらせるつもりはありませんが、実は小学校高学年の4人に1人が足に異常を抱えているという統計があるのです!


例えば、大人によくある外反母趾が、最近では幼稚園児がなってしまうことが多いのだとか。これは一度重症化してしまうとかなり治りにくいので、成長して腰痛やO脚がひどくなってしまうケースも……。


それで、『足育(そくいく)』に注目が集まっています! この足育とは、”足が身体の健康に大きく関わるため、子どもの足の発達に目を配り、正しい靴の選び方を知って健康な身体を育てる”ことを目指したもの。


靴文化のヨーロッパでは当たり前の考え方ですが、日本でも最近になって重要性が認識されるようになったのです。


そこで今回は、靴の販売だけでなく、使命感を持って足育の啓蒙活動をされている『オートフィッツ吉祥寺』代表の吉野さんと子ども靴担当の鈴木さんから、”危ない足”にならないために親がやるべきことを教えていただきました!


子どもの足を守るために、ぜひ取り入れてみてください!



■1:定期的に計測をする



まず、子どもの足は成長するのが早いため、3ヶ月に1度を目安に計測をしましょう。


大きめのサイズを買いたくなりますが、ぶかぶかな靴だと靴の中で足が動いてしまい、”浮き指”などのトラブルの原因になります。ジャストサイズの靴を選ぶために、きちんと計測をするようにしてください。



■2:正しい靴選びをする


一般的には、かかと・底がしっかりしていて、やわらかすぎない革靴がベスト。



とくに”底材”は、6歳くらいまでの子どもの体重は軽いので、衝撃吸収が必要ありません。


地面を足に直接感じられるような、薄目でしっかりした底が良いです。足がまだ軟骨ばかりで完全に骨化していないので、多少刺激があると骨密度が上がるためです。



安い靴はやわらかいことが多く、試着した時に一見合っているように感じがち。でも実は、この”底材”の質が悪いことが多いです。


ヨーロッパの人々のように先行投資と考えて、靴にかける予算を見直してみませんか?



ちなみに、どのような靴が合うかは一人ひとり違うため、靴を購入するときはシューフィッターがいる店に行くのが一番ですよ!



■3:正しい靴の履き方を知る



よくつま先でトントンとやりがちだと思いますが、この履き方はNGです! 実は、”かかと”を合わせて履くことが正解!


なぜかというと、かかとがしっかり固定されると、足の指が自由にのびのびするからです。靴を履いたら、つま先立ちした時に足の屈曲する所と、靴の屈曲部が合っているかをチェックしてみてください。


つま先で合わせたり、ズボっと履いてしまったりすると、靴と足の一体感がなくなります。足が前すべりしてしまうので、足趾の圧迫につながり、かかとが脱げやすくなってしまうのです。


足が不安定になると、成長過程において大事な”かけっこ”の機会が少なくなってしまうので、正しい履き方を教しえてあげましょう。



■4:足の不調に早く気づいてあげる



下記に紹介するのが、子どもの”危ない足”のサインです。早く気付いてあげると、対処が素早くできます。幼児の場合は、すぐ転ぶ、一緒に歩いていてもすぐ「抱っこ!」と言う、姿勢や歩き方が気になる、など。


少年期の場合は、膝が痛い(単なる成長痛の場合もあり)、姿勢が気になる、運動が苦手(靴が原因でない場合も多々ある)、爪が割れる……などがあります。



■5:たまに裸足で遊ばせる



足裏の刺激をうながすために、たまに思いっきり裸足で遊ばせましょう。


実際に、モルジブ、スリランカなど、靴をあまり必要としない南国の人々の足には程よく筋肉がつき、姿勢がキレイです。逆に言えば、靴をはかないと生活できない国は、それだけ靴の選び方が重要という裏付けでもあります。


ちなみに、裸足保育を行う保育園が増えて”靴下なしで靴を履く”こともありますが、これはNG。足を守る大事なツールなので、靴を履く時には必ず靴下をはかせましょう。



■6:座り方に気をつける



これは日本人なので難しいかもしれませんが、床に直接座る”エム字座り”や正座を極力避けると、O脚などの足の変形防止になります。


海外旅行に行くと、欧米人の足がまっすぐなことが多いのに気づきませんか? 欧米式の椅子生活をしていると、脚がまっすぐになりやすいのです。


筆者は正座を毎日する機会があったので、子どもの頃はやはりひどいO脚でした。そのため、バレエで脚を矯正するのに大変な労力とお金がかかったことは、言うまでもありません!



以上、危ない足を防ぐ方法について”足育”の観点からお伝えしました!


靴の選び方など、今までの常識をくつがえすような情報だったかもしれません。でも、正しい靴をはくと、運動会で速く走れる、骨盤がゆがまず姿勢がよくなるなど、ありがたいことばかり。


足の一生が決まる幼少期に、靴選びや足の成長に敏感になって「健康でキレイな足にしてあげたい」と、取材を通じて痛感しました。みなさんも、子どもが危ない足になっていないか、早速チェックしてみませんか?



【取材協力】


※ 株式会社オートフィッツ / オートフィッツ吉祥寺・・・東京都、吉祥寺駅から徒歩5分のシューズショップ。


代表が”靴のおじさん”の愛称で親しまれている吉野弘さん。子ども靴担当の鈴木さん他とともに、定期的に保育園での計測会や、足のお話会、正しい靴のはき方を歌をまじえて指導するなど、足育に力を注ぐ。


店舗では、本場ドイツ仕込みの靴整形技術を活かし、シューフィッターによる足の計測、靴の販売、修理、調整も行う。同店ブログには、楽しい『正しい靴の履き方SONG』も掲載中!


吉野さんのメッセージ:日本では足の健康への意識が低いため「日本でも親御さんが子どもの靴選びを真剣に考えてほしいです」



【画像協力】


※ ジョナソン・イサック氏(担当写真:[■5:たまに裸足で遊ばせる])



【参考】


※ 子供靴 正しい靴の履き方SONG♪ − YouTube



このニュースに関するつぶやき

  • 急増中の「足トラブル」を防ぐ 娘は瞬足欲しがってるww 瞬足ならいいけど、今はミュールだのブーツだの、ヒール高いの普通に売ってるし��å�������Ф��͡� 靴メーカーも「売れればいい」で何でもアリで出すのやめてもらいたい
    • イイネ!5
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