WEC:クラッシュで負傷の中嶋一貴「信じられないほどショック。反応する時間なかった」

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2015年05月01日 08:50  AUTOSPORT web

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WEC第2戦スパ・フランコルシャン Toyota TS040 Hybrid 1号車
荒天の中で実施されたWEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの初日、1号車トヨタTS040ハイブリッドがクラッシュ、ドライブしていた中嶋一貴がけがを負いレースを欠場することが、トヨタから正式に発表された。

 フリープラクティス1回目は雨が断続的に降り続くコンディションとなり、ケメルストレートでスローダウンしていた8号車アウディに一貴がドライブしていた1号車トヨタが接触。この接触による1号車のダメージはモノコックにまでおよび、ドライブしていた一貴はアクシデントの後、背中の痛みを訴えたため、サーキットのメディカルセンターでの診察後、ベルビエの病院に移されて詳細なチェックが行われた。その結果、脊椎の一部に損傷が発見された。

 その後、トヨタが声明を発表、一貴は治療のため病院に残っており、今週末の残りの走行セッションは欠場することが正式に明らかになった。

 一貴は次のようにコメントしている。

「最初に、レースディレクターのエデュアルド・フリータス氏と彼のサーキット・セーフティクルー、そして素晴らしい処置をしてくれたこの病院のドクターに感謝します。彼ら全員が本当のプロフェッショナルであったおかげで大事に至らなかったことに感謝しています」

「残念ながら、レントゲン写真を見る限り、私の脊椎の一部に損傷が見られました。信じられないほどショックですが、今私に出来る事は限られています。出来る限り早く復帰出来るように集中するだけです」

「アクシデントについてはあまり語れることはありません。私はストレートを走行していたのですが、突然車両の右前から水煙を浴びました。反応する時間はありませんでした」

 1号車は修復され、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミの2名によってこの週末のレースを戦うことになる。ただしこの1号車は、モノコックの交換に時間を要したため、フリー走行2回目は走行することはできなかった。

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