ブラジル1部リーグのシャペコエンセが、昨年11月28日に発生した飛行機墜落事故以降、初めてとなる飛行機での移動を行った。1月31日付のブラジルメディア『UOL』が伝えている。
2月1日に行われるサンタカタリーナ州選手権で、同州を本拠地とするトゥバランとのアウェーゲームに臨むシャペコエンセ。その試合前日に、飛行機での遠征を実施したという。選手やチームスタッフらは、ホームタウンであるシャペコから州都フロリアノポリスに向かう飛行機に搭乗。到着後は、バスに乗り換えて試合開催地に向かったとされる。
事故後初となる飛行機移動に関して、同クラブのフットボール・ディレクターを務めるルイ・コスタ氏は「私たちの仕事においては、ごく当たり前のことだ。飛行機でも、バスでも、車でも移動しなければならないし、生活の一部なんだ」とコメント。続けて、「選手たちも特に何も言っていないし、私たちも特別なこととは考えていない」と語り、今回のフライトに特別な感情は抱いていないことを強調した。
また、今年に入ってブラジル2部リーグのゴイアスから加入したFWロッシも、「昨年の悲劇のことを思うと、寒気がするかもしれないが、僕たちは前向きに考えなければならない。本当に悲惨な出来事だったと思うが、今はプレーすることに集中しなければならない」とコメント。昨年11月に起きた事故が脳裏をよぎることはあるとしながらも、今はサッカー選手としてピッチ上で結果を出すことが最優先だと語った。
(記事/Footmedia)