セビージャの“来日延期”が正式発表…札幌&鳥栖との対戦は中止に

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2024年07月23日 16:16  サッカーキング

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サッカーキング

[写真]=Getty Images
 セビージャの日本ツアーを主催したNSN社は23日、同ツアー開催延期を発表した。新たな日程は、2024年〜2025年内を予定していることを併せて伝えている。

 セビージャは2017年以来3度目の来日ツアーとして、7月30日(火)に『札幌ドーム』で北海道コンサドーレ札幌と、8月2日(金)に『駅前不動産スタジアム』でサガン鳥栖との対戦を予定していた。現地時間19日付の地元紙『エル・デスマルケ』はセビージャの来日が急きょキャンセルとなった理由について、「対戦予定だったライバルは現在、自国リーグで残留争いの渦中にあり、アンドレス・イニエスタを責任者の一人とするこのイベントのプロモーターに、親善試合を中止するよう要請した」と報道。「セビージャはすでに合意した遠征費を支払っているが、この状況を理解し、日本への遠征と親善試合を別の機会に行なうことを申し出た」と伝えていた。

 なお、チケット代金の返金に関しては、「決定次第お知らせいたします」とのことで、「お手元のチケットは取り扱い決定まで大切に保管してください」と伝えている。

 また、主催したNSN社、札幌、鳥栖は親善試合の中止を受け、それぞれの公式サイトを通じて次のように声明を掲載した。
 
■NSN社
「今夏、セビージャFCの来日と札幌と鳥栖でのプレシーズンマッチを楽しみにしていたファンの皆様、各クラブのサポーターの皆様、また『セビージャFCプレシーズンジャパンツアー』の開催に向けて準備を進めていただいていた関係者の皆様には、深くお詫びを申し上げます」

「主催者として、現在の各クラブの状況等を多面的に考慮した結果、『セビージャFCジャパンツアー』の延期ならびに、今夏の札幌戦・鳥栖戦の中止という決断に至りました。この度の決断は簡単でありませんでしたが、我々は、このイベントの主催者として、最高の状態で皆様に楽しんで頂けるような興行を行うことが我々の使命だと考えております。各クラブのご理解・ご協力の下、今回の決定を受け入れていただきました。我々は引き続き、各クラブや関係者の皆様と良好な関係を保ち、改めて、ファンの皆様により楽しんで頂けるような国際親善試合の準備をしていくことをお約束します」

■札幌
「初めて札幌で開催する国際親善試合ということで、クラブにとって歴史的なゲームになると思っていました。また、リーグ戦の中断期間での試合のため、新戦力のテストマッチとすることを想定していました。主催のNSN社様による今回の決定は非常に残念でしたが、今後また機会があればぜひ協力して開催したいと考えています」

■鳥栖
「サガン鳥栖に関わる全ての皆様 いつもサガン鳥栖の活動において多大なるご支援、ご協力をありがとうございます。2015年以来の国際親善試合の開催を佐賀県鳥栖市のホームスタジアムで開催できることを大変光栄に、そしてクラブ全体としても貴重な経験になると思い引き受けさせて頂きましたが、この度主催者であるNSN社様の総合的な判断により今夏の開催を断念したこと、大変残念に思っております。今後もクラブ発展の為に国際親善試合にはチャレンジしていきたいですし、またチャンスがあれば是非協力して開催したい考えであります。引き続きご支援、ご協力を宜しくお願い致します」
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