2024年F1第16戦イタリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

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2024年09月01日 18:30  AUTOSPORT web

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2024年F1第16戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
 2024年F1第16戦イタリアの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)だ。

■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
予選 10番手
 トップ10に入れたし、確かな仕事ができたと思う。ただ、こんなに僅かな差でアレックス(アレクサンダー・アルボン)の後ろになったのは理想的ではないね。ターン1とターン2ですでにロスがあったし、なぜかニュータイヤではグリップを得られなかった。ニュータイヤを履いているときは毎回うまくいかなかったから、これは原因を理解しなければいけない。

 全体としては満足している。ローダウンフォースのパッケージではクルマはとてもいい。良いフィーリングも自信もあるから、明日もこれを続けられればと思う。混戦のなかにいると思うし、非常に接戦になると予想している。

■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
予選 9番手
 9番手は素晴らしい。とても嬉しいよ。今週末は今のところベスト・オブ・ザ・レストの位置にいる。これはずっと望んでいたことだし、僕たちが本当にそこにいるなんて信じられない。素晴らしいよ。

 クルマがプラクティスでいいパフォーマンスを出し続けると、予選でもそのパフォーマンスを発揮しなければならないというプレッシャーが少し増す。でも、すべてが報われた。ザントフォールトとはまったく違うコースだし、アップグレードがうまくいったとはいえ、それと同じぐらいにこのコースが僕らのクルマに合っていることもわかっている。でも、もしアップグレードがなければQ3には進めなかっただろうから大きな収穫だ。

 予選を通してハースと戦っていたけど、明日のレースペースはハースに少し分がありそうだ。グレイニングが最大の懸念材料になるだろうが、どうなるか見守ろう。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 8番手
 このトラックによって僕たちが抱える問題がより大きくなっていると思う。バランスが崩れており、このダウンフォースレベルだと、より一層難しくなる。

 Q3ではスクラブタイヤでとても良い走りをした。でも、その後に新品タイヤを履くと、すべてがピーキーで困難になった。理由を理解する必要がある。

 Q3最後のラップで少しコースからはみ出し、そのラップが台無しになった。マックスが後ろにいることを知っていたので、彼に少しトウを与えようとしたけれど、大きな効果はなかった。

 本当にひどいパフォーマンスで、僕自身、がっかりしているし、チーム全体が同じ気持ちだ。

 現時点では、マシンはすべてに関して少し敏感すぎるところがあり、それが今の主な問題点だ。バランスと、物事がぎりぎりの状態であることに少し苦労しており、マシンの調整が難しい。

 でも重要なのは明日だ。チーム全体でモチベーションを高く保ち、強力なレースをする必要がある。レースは僕たちにとっての強みだと信じている。ロングランペースはポジティブだと思うから、2台でダメージを最小限に抑えて、たくさんのポイントを獲得することを目指す。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 7番手
 予選セッションはスムーズにいかなかった。Q1とQ2では良い感触を持ち、比較的競争力の高いラップタイムを記録した。

 でも、Q3ではバランスに苦しみ、それまでのランの時よりもはるかにひどいアンダーステアに見舞われ、コーナーをまともに攻めることができなかった。

 これは今まで起きたことがないことなので、今の段階では僕は理由を理解していない。明日に向けて徹底的に掘り下げて、分析する必要がある。

 一番苦労したのは、リヤからフロントまでの安定したバランスを見つけることだった。今週末ずっと、このことに取り組み、追求している。

 明日は誰にとっても難しい日になるだろう。もちろん、アクションを起こして、今日よりポジティブな日になることを期待している。でも今の段階ではどうなるか不透明だ。

(予選後にメディアに対して語り)何らかの理由でQ3では、どちらのタイヤセットでも、ひどいアンダーステアに見舞われた。理由は今は分かっていない。単純に、もはや運転できない状態だった。コーナーで全くアタックできなかった。とても奇妙な状態だったんだ。

 Q2より0.4秒も遅いなんて普通じゃない。何らかの理由でうまくいかなかったということだ。気温が下がったことが関係しているかもしれない。(Q3最初に使った)もうひとつのタイヤセットでも同じ問題に見舞われた。それにしても、Q3でのバランスの違いは、とても変だった。こんなこと今まで経験したことがない。

 遅すぎるときには優勝することはできない。ロングランは数値的には良かったようだが、僕自身はそんな風には感じなかった。バランスのとれたマシンでなければ、レースではタイヤに負担がかかる。僕たちのマシンはレースではすこしマシになるかもしれないが、グリッドが後方だからね。前のグループで何が起こるかを見ていくしかない。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 6番手
 今日の結果にはとてもがっかりしている。フロントロウ、ひょっとしたらポールポジションも狙えたかもしれない。残念ながら、今日はただ自分の仕事ができなかった。ターン1とターン2でコンマ1秒半、そして最終コーナーでさらにコンマ1秒失ってしまった。僕以外に責められるべき人はいない。最近は予選が僕の弱点になっているけど、改善するために努力し続けるよ。

 僕たちのクルマはレースに向いている。それが明日に向けて自信を与えてくれるはずだ。チームはW15をザントフォールトのときよりもずっといい状態にするために素晴らしい仕事をしてくれた。クルマのフィーリングはかなりよくなっているよ。

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