米大統領「相互関税」導入も=相手国と税率同水準に
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2025年02月08日 15:01 時事通信社
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【ワシントン時事】トランプ米大統領は7日、高関税の貿易相手国に同水準の税率を適用する「相互関税」を導入する考えを表明した。日米首脳会談後の共同記者会見で語った。10日にも正式発表する。
トランプ氏は石破茂首相との会談冒頭で対日貿易赤字に触れ、「(貿易収支を)均衡に戻したい」と赤字解消に意欲を示した。
相互関税の詳細は不明だが、他国が10%の関税を設定している場合、米国もその国に10%を課す考え方とみられる。トランプ氏は会見で「ある国が多く関税を課すなら、われわれも同様にする。それが唯一公平なやり方だ」と説明した。
トランプ氏は昨年の大統領選で、米国の関税率が他国より低いために安価な輸入品が流入し、米国民の雇用喪失や賃金低下につながったと主張、「トランプ相互通商法」の制定を提唱していた。
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