元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が14日放送のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分=関西地区)に出演。元タレントの中居正広氏(52)が代理人弁護士を通じ、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビが設置した第三者委員会による調査報告書に対して反論したことについて言及した。
中居氏側は5月12日、報告書について「中立性、公平性を欠いていると言わざるを得ない」などと反論。関連資料の開示請求、本調査報告書の問題の指摘および釈明の要求を通知した。中居氏と女性の一連のトラブルについて、第三者委員会は性暴力があったと認定していた。
橋下氏は、調査報告書が発表された際、一貫して「中居さんへの人権侵害の可能性もある」と指摘していた。
「そしたら中居さんの関係者の方から、弁護士以外の関係者から、ちょっと意見とかいろいろ質問に答えてもらいたいということで、ちょっとそういう助言というか、関与はしました」
法律家として意見を求められたと言いつつ、中居氏とは直接コンタクトを取ってはいないことも明かした。
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反論がこの時期になったことについては「中居さん自身はもう自分自身で反省をして、『今後、もう世の中に出るようなことはないだろう』というふうに思っていた。周りの法律家たちが『おかしいよね』という声がどんどん大きくなってきて、これはちゃんと言うべきことは言おう、ということを周りの弁護士たちが言い始めたというところがあります」と説明。
「時間がかかって、『なんで今、反論なんだ』って言っても、中居さんは悩んで悩んで、自分が悪かったと思っていたんだけど、周囲が『言うべきことは言わなきゃいけないんじゃないの』っていうことになって、ここに至ったっていう経緯ですね」との見解も示した。
調査報告書について、橋下氏は「第三者委員会自身が中居さんへの人権侵害への可能性大と。ヒアリングをやり直せ、と思います」と改めて指摘。「事実関係をよく分からないままで、性暴力、中居さんが重大な人権侵害を犯したと。これ事実関係、みんなどこまで分かっているんですか、ということですよ。第三者委員会を皆さん、絶対視してますけども、別に絶対的な存在でもないし、正義のヒーローでも何でもないんですよ。いち弁護士集団」と私見を展開。
さらに「フジテレビは第三者委員会に依頼をしたから、フジテレビの内部のことは第三者委員会に任すことはいいんだけれど、中居さんのことをあの程度の記述で性暴力だ、重大な人権侵害を犯したって、もし言ったら、第三者委員会は週刊誌と同じようなもんで、そんなことを週刊誌が報道したらどうなります?」と疑問を呈した。
続けて「中居さんは事実を全部言いたいらしいんです。で、それを取り上げてくれなかったらしいです。言い分がそれぞれ、食い違ってるかも分からないけれども、いま中居さんはすべてを語りたい。でもいきなりこれを公にやってしまうと、非常に微妙な問題もあるから、まずこれは第三者委員会にすべてをちゃんと話すから、それをもとにもう1回判断をしてほしいと言っています」とも述べた。
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