「玄関がきれい」な家には4つの共通点があった！ 玄関の棚には要注意？【家事のプロが解説】

玄関がきれいな家には共通点がある

家の顔である玄関。家の中で最も人の目につきやすい場所です。それだけに、きれいにしておきたいと考える人も多い場所ですが、すぐに散らかってしまうことも少なくありません。

そこで今回は、玄関がきれいな家に共通していることをご紹介します。

玄関に靴が出ていない

一歩足を踏み入れたときに「きれいだなぁ」「片付いているなぁ」と思う玄関は、やはり靴を出しっぱなしにしていないご家庭です。整然としていて、掃き掃除もしっかりとされています。靴を出しっぱなしにしていないからこそ、掃き掃除もしやすいのでしょう。

とはいえ、丸一日履いた靴をそのまま靴箱に収納するのは、靴にも靴箱にも好ましくありません。最低でも半日は玄関に出してしっかり乾燥させないと、雑菌が繁殖して臭う靴になってしまいます。

靴を乾燥させつつ玄関をきれいに保つために、乾燥中の靴を置くスペースを決めてはいかがでしょうか。

家族の人数分のトレーを置くなどして場所を決めておけば、それ以上置いてある靴が増えることはなく、乾燥させたら靴箱に入れるという作業も分かりやすくなります。

玄関の棚にやたらに物を置かない

玄関に作り付けの飾り棚があったり、靴箱の上に物を置けるスペースがあったりするご家庭も珍しくありません。しかし、そこに物を置いてしまうと玄関が散らかって見える原因になることも……。

1つであれば飾り物を置いていてもスッキリして見えますが、2つ3つと増えてくると雑然としてしまいます。

そうなると、飾り物だけでなく鍵、ハンカチ、もらってきたティッシュ、服に入っていたレシートなども置くようになってしまい、玄関が「帰ってきてとにかく物を置く場所」になってしまいがちです。

鍵を置きたい場合はフックなどを利用して吊るすタイプの収納にし、「棚には基本的に物を置かない、置いても1つまで」などルールを決めるといいでしょう。

人数分以上の傘がない

人によっては折りたたみ傘を持ち歩くことが少なく、出先で雨に降られては傘を買い、家にある傘が増えてしまう場合もあるでしょう。

しかし、それも玄関が散らかる原因になってしまうのです。人数分よりも増えてしまった傘は時期を見て処分するか、どこかに収納するとスッキリします。

玄関がきれいな家は、玄関に傘立てがあったとしても傘が入っていないことが多くあります。傘立ては傘が濡れているときだけに使うもので、傘が乾いたら玄関内にある棚に収納しているご家庭が多いようです。傘が出しっぱなしになっていない状態だと、玄関をスッキリと見せることができます。

微かな香りがする

玄関をきれいに保っているご家庭は、やはりそれなりに玄関を意識しているのでしょう。靴や靴箱の嫌な臭いがすることなく、微かにいい香りがしてくるご家庭が多いです。控えめな芳香剤などを見えにくいところに置いているのでしょう。

ポプリ（乾燥させた花を香り付けしたアロマグッズ）を布の巾着などに入れて、玄関ドアの人の顔が通る高さに吊るしておくのもおすすめです。香りは最初の一瞬が大切なので、玄関に入ってきたときに微かにいい香りがすると、その家はいい香りの家という認識になります。

人が来たときに一番目につく玄関。外から帰ってきて出迎えてくれるのも玄関。できる限りきれいを保って、いつでも気持ちいい玄関にしておきたいですね。
(文:矢野 きくの（節約・家事・100円ショップガイド）)