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マイナビは、大学4年・大学院2年で2024年度の就職活動を終えた(もしくは活動中)子どもを持つ保護者1000人を対象とした「就職活動に対する保護者の意識調査」の結果を発表した。
子どもに働いてほしい企業の1位は「公務員」(135人)で、「例年と変わらず保護者の安定志向がうかがえる結果となった」(同社)。民間企業の1位(全体2位)も前年同様「トヨタ自動車」(37人)となり、他にも前年調査で上位10社だった「NTT」「伊藤忠商事」「ソニー」「全日本空輸」「グーグル」などが今年もランクインした。
学生の人気企業ランキング上位10社と比較すると、「トヨタ自動車」「伊藤忠商事」「ソニー」「パナソニック」「味の素」など、学生と保護者で共通する企業もある一方、文系学生1位の「ニトリ」「みずほフィナンシャルグループ」「三菱UFJ銀行」といったメガバンクなどは保護者側のランキングには見られず、親子間で人気企業に対するイメージが異なっていることが分かった。
子どもが入社する企業に望むことの1位は、前回同様「経営が安定している」(54.1%)だった。そのほか「本人の希望や意志に沿っている」(20.6%)、「社風や雰囲気が良い」(16.5%)、「福利厚生が充実している」(16.4%)などが上位となった。
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前年比較で見ると、「給与や賞与が高い」(14.4%)が2.3ポイント増加し、増加幅としては「経営が安定している」(前年比5.5ポイント増)に次いで2番目となった。同社は「子どもの就職先に待遇面の良さを求める保護者が増えている」としている。
●「オヤカク」を経験した保護者は45.2%
子どもが内定を得ている企業から、保護者にどのような連絡があったのかを聞いた。最も多かった回答は「内定確認の連絡」いわゆる「オヤカク」で45.2%。次いで「内定式・入社式への招待」(17.6%)となり、そのうち子どもの内定企業の内定式に「実際に参加した」保護者は39.2%、入社式に「参加予定」の保護者は41.9%だった。
企業からこうした案内や連絡を受けることについて、7割以上の保護者が「良い印象を受けた」と回答。理由として「誠実な会社の姿勢が伝わってきたから」「自分の子が評価してもらえたことが純粋にうれしかったから」などの声があった。
この結果について、マイナビは「企業から内定式や入社式の案内を受けることに保護者側も好印象を持っており、そうした心情から参加を決める保護者が多いことが考えられる」とコメントした。
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調査は2024年12月20〜24日、インターネット上で実施した。有効回答数は1000人。
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親が希望する子どもの就職先(写真:ITmedia ビジネスオンライン)61
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