【カーリング】北海道銀行今大会2度目のロコ撃破「つらかった…」涙の11得点圧勝で五輪の道残す

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2025年02月08日 20:32  日刊スポーツ

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ロコ・ソラーレ対北海道銀行 ロコ・ソラーレに勝利し決勝進出を果たした北海道銀行の選手たちは笑顔を見せる。左から中島、仁平、山本、田畑、伊藤(撮影・垰建太)

<カーリング日本選手権:北海道銀行11−5ロコ・ソラーレ>◇8日◇横浜BUNTAI◇女子◇準決勝



昨年準優勝で、予選2位の北海道銀行が決勝進出を決めた。同3位のロコ・ソラーレに快勝し、優勝に王手をかけた。


初回から複数得点を重ねた。1次リーグ(L)初戦で勝った相手を再び撃破。第1エンド(E)、フォースの田畑百葉(22)が最終投でダブルテークアウトに成功し2点先制。第3Eもビッグエンドで突き放す。相手のミスを見逃さず、円の中心に赤の石を集めて4点を追加した。


第5Eにスチールを許し1点差に詰め寄られたが、後半に突き放す。第6Eから3連続で加点。最後は3点をスチールし、負けを認めさせた。スキップ仁平美来は「つらかった…」と涙を流して喜んだ。


21年にチームを立ち上げて、着実に力を積み上げてきた。日本選手権の過去最高成績は昨年の準優勝。決勝でSC軽井沢クラブと対戦し、最終の第10Eで2失点の逆転負けで、大粒の涙を流した。


今季は約3カ月のカナダ遠征で強化。3度の優勝を成し遂げるなど、さらにパワーアップ。この日は五輪2大会連続メダルの実力者から今季6勝目を挙げた。


26年ミラノ・コルティナ五輪への道がつながった。優勝すれば、9月に行われる代表候補決定戦への切符を手にできる。さらに初の世界選手権(3月、韓国)の出場も懸かる。


9日の決勝は、予選首位突破のフォルティウスと対戦。1次Lでは5−6と競り負けた難敵に再び挑む。最後の壁を乗り越え、頂点にたどり着く。


◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 9月に北海道・稚内で代表候補決定戦が行われる。昨年の日本選手権で優勝したSC軽井沢クラブと、世界ランク最上位で今大会3位以内が確定したロコ・ソラーレの進出が決定している。今大会優勝のフォルティウスか北海道銀行を含む3チームで争う。


◆26年ミラノ・コルティナ五輪の国別出場権獲得条件 出場枠は10。24、25年の世界選手権のポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)に出場権が与えられる。24年はSC軽井沢クラブが出場し11位で3ポイントを獲得。今大会優勝チームが出場する世界選手権(3月、韓国)では好成績が求められる。逃した場合は、12月開催予定の五輪最終予選で残りの2枠を争う。

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