「犯人検挙し、勧善懲悪を実現」=警視庁の岡部誠幸・新捜査1課長

5

2025年02月15日 07:31  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

就任記者会見に臨む警視庁の岡部誠幸・新捜査1課長=13日、東京都千代田区
 「勧善懲悪。この当たり前の道理を犯人検挙によって実現したい」。警視庁の第80代捜査1課長に17日付で就任する岡部誠幸鑑識課長(53)が記者会見し、凶悪事件に立ち向かう決意を語った。

 「人の役に立ちたい」と警察官を志した。ハードな仕事に自信が持てない時期もあったが、就職活動中に立ち寄った交番で、仕事のやりがいについて熱く語る男性巡査の言葉に背中を押され、ここまで来た。

 数々の事件捜査に従事し、刑事として何より重要なのは事件解決への情熱だと感じた。「被害者や家族の心や体の痛みを知り、その無念に思いを致し、情熱を持ち続けることが捜査の原動力になる」と語気を強める。

 首都圏で相次ぐ強盗事件は、4都県警が合同で捜査しているが、指示役の摘発には至っていない。「喫緊の課題」と捉え、指紋鑑定や聞き込みなどの伝統的な捜査手法と、スマートフォン解析といったデジタル技術の融合、全国警察との連携に力を入れる。捜査員が架空の身分証を使って闇バイトに応募する「仮装身分捜査」の活用も急ぐ。

 学生時代はバンドに打ち込み、ドラムを担当。趣味はハードロック鑑賞で、「ディープ・パープル」や「聖飢魔II」を聴きながら毎朝10キロ走り、気分転換する。

 東京都台東区出身。内示後に妻から「一緒に頑張ろう」と声を掛けられ、覚悟を決めた。人と接する時は春のような暖かい心で、仕事をする時は夏のように燃える心で―。「四季の心」を信条としている。 

このニュースに関するつぶやき

  • その前に、与党とグルの検察をどうにかしなきゃいけないんじゃ?
    • イイネ!5
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(5件)

前日のランキングへ

ニュース設定