元F1チームオーナーのエディ・ジョーダン 元レーシングドライバーで、F1チーム『ジョーダン・グランプリ』の創設者であるエディ・ジョーダンが亡くなった。享年76。
アイルランド・ダブリン出身のジョーダンは、自身の名を冠したチームを創設する前には、1970年代から1980年代初頭にかけてレースに参戦した。アイルランドのカート選手権で成績を残した後、フォーミュラ・フォード、イギリスF3などに参戦し、1981年にはル・マン24時間レースにも出場した。
ジョーダンが自身のチームを立ち上げたのは1970年代の終わり頃で、1991年にジョーダン・グランプリとしてF1に出場し、1998年のベルギーGPではデイモン・ヒルがチーム初優勝を飾った。ジョーダン・グランプリは2005年まで参戦して通算4勝を挙げ、2002年に日本人ドライバーの佐藤琢磨も起用している。
ジョーダン・グランプリのF1参戦は2005年で終了したが、チームはその後ミッドランドF1、スパイカーF1と変わり、2008年以降はフォースインディアに。2018年のシーズン中にはレーシングポイントとなり、2021年からはアストンマーティンF1として参戦を続けている。
チーム売却後、ジョーダンはイギリスの『BBC』や『Channel 4』でF1の解説を務めるなどファンを楽しませ、元F1ドライバーのデビッド・クルサードと共にポッドキャスト番組『Formula For Success(フォーミュラ・フォー・サクセス)』なども運営してきた。しかし昨年12月には、ポッドキャストの番組のなかで、進行性の癌を患っていることを明かしていた。
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[オートスポーツweb 2025年03月20日]