ママスタ毎日一緒にいるわが子の性格について、「もっとこうならいいのに」と思ってしまうこともありますよね。特に自分とわが子の性格や考え方が違うと、無意識のうちにわが子を否定してしまうこともあるのではないでしょうか。先日ママスタコミュニティには、小学校5年生の娘さんの性格にイライラするという投稿者さんから相談がありました。娘さんはおとなしい性格でなかなかお友達ができず、いじめなどは確認していないものの、5年生の夏休み明けから不登校になったそうです。
『一応フリースクールには毎日通っていて、小学校では出席扱いにはなるようです。塾での成績はよく、中学受験を考えています。夫は娘の不登校に楽観的で、「娘ちゃんは賢いからな。浮世離れってやつだよ。レベルの合う私立中に行けば解決するよ」と言っていますが、私にはそうは思えなくて。
何か注意されると必ず小声で「……え?」「でも……」「……違う……」とだけぼそっと言い、具体的に何がどう違うのかは、私が優しく促してあげないと説明できません。しかも根気強く言い分を聞き出してあげたところで、結局しょうもない内容の言い訳。「そんなモゴモゴ呟くぐらいなら、何がどう納得いかないのか具体的に説明すべきだし、できないなら、はじめから不満げな態度を取るんじゃない。あなたのそういう態度がどれだけ周りを不快にさせるか、いい加減気づきなさい」と声を荒げてしまいました。「そんなことだから友達ができないんだ」と喉元まで出かかったけど、辛うじて飲み込みました。親の私ですらこんなにイラつくんですから、同級生はもっと嫌だろうと思います』
娘さんのおとなしすぎる性格にイライラし、つい声を荒げてしまったという投稿者さん。成績はいいそうですが、「いくら勉強ができても、人とコミュニケーションが取れなければ生きていけない」として、このまま誰とも仲良くなれなかったらどうしようかと思い悩んでいるそうです。この投稿にママたちからはさまざまなコメントが寄せられました。
娘さんがモゴモゴしてしまう原因を考えることが必要では
『気が小さいのか、自信がないのか。そうなっちゃう原因がわからないと対処のしようもないよね。旦那さんはちょっとトンチンカンだよね、そんなずば抜けて頭がいいってわけでもなさそうだし。怒られたら怖くて必要以上に萎縮しているのかな。あなたの言うことはよくわかるよ。同じような子がいれば気が合うかもしれないけど、なかなか難しいね』
投稿者さんのイライラする気持ちに共感するママがいました。娘さんはコミュニケーションを上手に取ることができず、お友達もいないために不登校になっている状況です。旦那さんは楽観的なようですが、投稿者さんが焦る気持ちもわかりますよね。もしかすると娘さんは自分に自信がなかったり、言いたいことがあっても言葉をうまく紡ぎだせなかったりするのかもしれません。まずは娘さんがモゴモゴしてしまう原因を探るところから始めてみることが必要ではないでしょうか。
カウンセリングや支援学級を視野に入れてみても
『コミュニケーションがとれても、全く勉強できない子と一緒じゃない? いいところを伸ばすしかないと思う。そしてパパが楽観的でよかったと思う』
娘さんは不登校でフリースクールに通っているそうですが、成績はいいとのこと。この点について「いいところを伸ばしてあげたらいいと思う」という意見がありました。旦那さんも娘さんに対しては「賢いからレベルの合う私立中学校に行けば変わるよ」と言っています。今の小学校では自分と同じような学力や性格の子がいないために、お友達ができていない可能性もあります。娘さんが居心地のいいと感じる環境に行けば、お友達とコミュニケーションが取れるようになるのではないでしょうか。また誰にでも得手不得手はあるのですから、娘さんの持っているいい部分を伸ばしてあげるよう、意識を変えるのもいいかもしれませんね。
『練習が必要なのかもしれないよ。娘の友達にも勉強はできるけどコミュニケーションが苦手で、支援学級と普通学級を併用して通っているお友達がいる。まずは担任に相談して、然るべきところに相談したほうがいいかもね』
一方でもしも娘さんのコミュニケーション能力に不安を覚えるのなら、専門家に相談するのも選択肢の一つではないでしょうか。娘さんが親には言えない悩みを抱えている可能性もありますし、考える力はあってもそれを言葉として話す力がないのであれば、然るべきプログラムを受けてみてもいいでしょう。
娘さんがママに委縮して言いたいことを言えなくなっている可能性は?
『投稿者さんの威圧的な態度に娘さんが萎縮している。母子という人間関係の土台が築けていないから、他人との関係も築けない。母親の相手をするだけで気力の大半を奪われるので、友達に使う分も残っていないとか』
『支配しようとしすぎな印象。根気よく発言を促すのもいらなくて、娘さんが自発的に言ってくれるのを待てばいいし、何も言わないなら無理に向き合おうとせず放っておけばいい。求めるのではなく、ありのままの娘さんを認めてあげたら?』
『うちの小5息子もそんな感じ。療育に相談に行ったら、私が怒り過ぎるから家でリラックスできなくて萎縮していると言われた。お母さんは無意識に子どもに完璧を求めすぎていると。要するに私が原因だった。子育てやり直します』
一方で投稿者さんの態度が娘さんに影響を与えている可能性を指摘するママたちもいました。投稿文だけでは普段の様子はわかりませんが、もしかしたら娘さんは投稿者さんが怖くて委縮してしまい、うまく言葉を発せられないのかもしれません。「威圧的な母親とコミュニケーションが上手に取れないから、お友達とも話せないのでは?」と推測している人もいました。
実際に投稿者さんの娘さんと同じように、おとなしい性格でモゴモゴとしか喋れない息子さんを持つママからの体験談も寄せられています。投稿者さんは娘さんに対して「もっと活発になればいいのに」「自分の意見をハッキリ言って」と普段から思っており、それを態度でも表しているのかもしれません。その結果、娘さんは言いたいことがあっても親の顔色をうかがい、ビクビクして言えなくなっている可能性も。まずは娘さんの発言を無理に引き出そうとせずに、自発的に話すのを待つことから始めてみてもいいかもしれません。そして娘さんの性格を否定せず、肯定してあげることも大事なことでしょう。旦那さんは楽観的かもしれませんが、見方を変えると「ありのままの娘さんを受け入れている」ともいえそう。娘さんにいちいち目くじらを立てたり、完璧を求めたりすることをやめてみると、少しずつ娘さんにも変化が見られるかもしれません。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・マメ美
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