



ドライヤーを終えてリビングに戻ると、夫はテレビでサッカー観戦をしていました。夫はサッカーが大好き。大きな声で応援し、リアクションもとってもオーバーです。私が戻ってきたのがわかるとすぐに子どもを押し付けてきました。「もしかしてこの人、ひとりでゆっくりサッカー観戦したくてソワソワしてたのでは?」頭にきた私はテレビの電源を切ります。



「サッカーを見る時間があるなら、子ども見ていたいと思うのが普通じゃない?」「父親なんだからサッカーはもういいでしょう?」私はさっき夫に言われた言葉をそっくりそのままお返ししました。自分の発言を繰り返されていると気がついた夫はしどろもどろ。


夫が私に「お風呂は俺が帰るより前に入っていて」、「ドライヤーの時間を短縮するために髪の毛を切れ」と言ったのは、自分のひとり時間が長くほしかったからです。私が罪悪感を抱くように「母親なんだから」という言い方をしたこともわかりました。
でも私の自由時間がないのなら、夫の自由時間だってナシですよね。私に協力しないのなら、夫にだって協力しません。
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原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・んぎまむ 編集・石井弥沙