
1月に芸能界を引退した中居正広。だが、彼とフジテレビをめぐる一連の問題が、同局のドラマキャスティングにいまだに陰を落としているという。
ドラマへの多大な影響
「10日配信の『ピンズバニュース』によると、山下智久さん主演の連続ドラマ『ブルーモーメント』の映画化構想が白紙になったそうです。同作は昨年4月にフジ系で放送された、人命救助をテーマとしたドラマ。山下さん側が、中居さんの性暴力疑惑を重く見て、フジでの映画化に『NO』を突き付けたとのことです」(芸能ジャーナリスト)
4月配信の『女性セブンプラス』では、山下が映画化決定に慎重だったとも報じられていたが、今回の報道で話が完全に立ち消えになったともいえる。このことについてネット上では、
《フジTV系のドラマの映画化だもんな イメージ悪くなるだけだし 出たくないよ》
《山ピー可哀想だな…完全なもらい事故》
と、同情的な声すらある。だが、中居の引退がもたらした“後遺症”はそれだけではない。
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「『嵐』の松本潤さん主演のドラマも、7月期のフジ木曜22時枠で進行していたものの、最終的には企画が流れたと一部メディアが報じています。彼が警察官を演じる警察モノだったようです。
もっとも、さまざまな候補作品が企画立案されては消えるのはよくある話なので、どこまで松本さんの作品が有力視されていたかはわかりませんが、最終的にはその話がまとまらず、“お流れ”に。7月クールは藤木直人さん主演の『最後の鑑定人』という作品になるそうです」(芸能プロ関係者、以下同)
その代わりというわけではないだろうが、松本は7月期からTBSの日曜劇場『19番目のカルテ』で主演することが発表されている。
「大河ドラマ『どうする家康』主演後、初の連ドラとして大々的に売り出すチャンスだったのですが、報道が事実ならフジはそれも逃してしまったことになります。山下さん同様、今のフジで主演を張ることに、松本さんサイドが難色を示した可能性も」
今クールでは『Travis Japan』の松田元太が『人事の人見』に主演し、『Aぇ! group』の佐野晶哉も『Dr.アシュラ』に出演するなど、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)所属タレントのフジ出演は、一見すると回復傾向にあるようにも見える。
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だが実際には、彼らはまだキャリアの浅い若手枠。すでにイメージが確立している大物ほど、自身のキャリアへの悪影響を懸念して、フジを避ける空気が広がっているのだろう。
フジテレビが信頼回復するのは、まだ時間がかかりそうだ。