頭痛に悩む梅雨が到来! 日本は「頭痛を我慢すべきでない」が5カ国中、最多に

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2025年06月16日 16:10  マイナビウーマン

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頭痛に悩む梅雨が到来! 日本は「頭痛を我慢すべきでない」が5カ国中、最多に

エスエス製薬の解熱鎮痛薬ブランド「EVE(イブ)」は、気候・気圧の変化で頭痛に悩む人が増加しやすい梅雨のシーズンに合わせ、「頭痛の我慢※に関する5カ国調査」(各国500人、計2,500人が対象)を公開しました。

※頭痛の我慢:頭痛薬(市販の解熱鎮痛薬・医師の処方薬・漢方薬を含む)をすぐに飲まずに、痛みに耐える時間があること

■“我慢は美徳“は嘘? 日本人の意識と行動に大きなギャップ

天候の変化が大きい梅雨のこの時期、頭痛を訴える人が増加することが予想されます。調査によると、日本において過去6カ月以内で頭痛を発症したことがある人のうち、「気候・気圧の変化の影響で頭痛が発症することがよくある・たまにある」と回答した人は70.8%にのぼりました。

さらに今回の調査では、日本人の頭痛に対する“意識と行動のギャップ”が5カ国の中で最も大きいことが明らかになりました。

「頭痛は我慢すべきではない」と回答した人は40.2%と、5カ国で最も多く、我慢しない意識は比較的高い一方で、実際には77.2%の人が「我慢することがある」と回答しており、約37ポイントものギャップが生じています。

この矛盾の背景には、“我慢は美徳”とされる日本特有の文化に加え、職場や家庭で周囲に迷惑をかけまいとする意識や、忙しさの中で自分の不調を後回しにする環境要因があると考えられます。

頭痛を抱えながらも「なんとかなる」とやり過ごす傾向が残る一方で、実際には多くの人が生活や仕事への支障を感じており、我慢せずに適切に対処できる意識と環境の整備が求められています。

■気候・気圧変化での頭痛発症、日本では7割以上に

梅雨の天候の変化が大きいこの時期、頭痛を訴える人が増加することが予想されます。

日本において、過去6カ月以内で頭痛を発症したことがある人のうち、「気候・気圧の変化の影響で頭痛が発症することがよくある・たまにある」と回答した人は70.8%にのぼりました。

また、5カ国全体でも同様の傾向が見られ「よくある・たまにある」は76.7%となり、気候や気圧の変化が国を問わず多くの人に頭痛の引き金となっていることが明らかになりました。

■5カ国における頭痛の我慢事情とは?

「実際に頭痛が起きた際、我慢をすることはありますか。」という質問については、日本において「頭痛を我慢することがよくある・たまにある」は77.2%となり、多くの人が頭痛時に我慢をしていることが明らかになりました。

他国の結果を見ても、中国:80.0%、アメリカ:76.8%、ドイツ:79.0%、イギリス:84.4%と、いずれの国でも7割以上が頭痛時に我慢をしており、“頭痛を我慢する”という行動は国を問わず広く見られる傾向であることがわかります。中でもイギリスではその割合が最も高い結果となっています。

また、我慢する理由として最も多かったのは「頭痛は(ある程度) 我慢するものだと思っているから」(44.0%) 、次いで「我慢しても生活に支障がないから」(38.8%) でした。

これは、多くの人が“頭痛=耐えるべきもの”と無意識に捉えており、日常の中で深刻に扱われていない現状を反映していると考えられます。

■日本は、意識と行動のギャップが5カ国中最大に

「ある程度の頭痛は我慢すべきだと思いますか?」という質問に対し、5カ国すべてで「とてもそう思う・ややそう思う」が多数を占めており、特にドイツではその割合が78.2%に達しました。

一方、日本では「頭痛は我慢すべきではない」と考える人が40.2%と5カ国中で最も多く、“我慢は必ずしも正しいとは限らない”という意識が比較的浸透していることがわかりました。

しかしその一方で、実際には77.2%の日本人が頭痛を我慢していると回答しており、“意識では否定していても、行動としては我慢している”という大きなギャップが明らかになりました。

この結果から、日本は5カ国の中で“我慢すべきではない”という意識と“実際に我慢している”という行動の差が最も大きい国であることが浮き彫りになりました。

また、“我慢は美徳”とされがちな日本だけでなく、他国においても「頭痛は我慢すべき」という価値観は根強く、国を問わず“我慢することが普通”という意識が共有されていることも見て取れます。

■日本は「頭痛薬を服用しない」が5カ国最多に

5カ国全体で見ると、頭痛薬を飲むまでの時間は「30分以上〜1時間未満」(21.7%) が最も多く、次いで「10分以上〜30分未満」(21.1%) となりました。アメリカでは半数以上が30分未満で服用しており、他国に比べて頭痛を我慢する時間が短い傾向が見られます。

一方、日本では「服用しない」と回答した人が17.8%と5カ国中で最も多く、「薬を使わずに我慢する傾向が際立っている」ことが分かります。

「どの程度の頭痛で頭痛薬を飲むか」という質問に対しては、5カ国全体で見ると、「中等度の痛み(4〜6) 」で服用する人が最も多く49.7%、次いで「軽い痛み(1〜3) 」が30.3%でした。

一方、ドイツでは「強い痛み(7〜10) 」で服用する人が28.8%と5カ国中最も多く、限界まで我慢してから服用する傾向がより顕著に表れています。

■中国を除く4カでは市販の頭痛薬による対処が主流

頭痛時の対処法についての質問では中国を除く4カ国では、頭痛の対処法として「市販の頭痛薬を服用する」が最も多い回答となりました。

一方、中国では「休養をとる」(68.4%) や「ストレッチやマッサージをする」(45.4%) といった対処法が「市販の頭痛薬を服用する」(40.8%) を上回る結果となりました。

また、日本やイギリスでは「自然に治るのを待つ(=特に対処しない) 」という回答が3割を超えていることがわかりました。背景には、“無理をしてやり過ごす”姿勢や、“薬に頼らず様子を見る”という意識の強さを反映している可能性があります。

■5カ国で約87%が頭痛による生活への支障を実感

調査の結果、5カ国全体で約87%の人が「つらい頭痛が日常生活に影響を与えている」と回答しました。

その内訳は、「とても影響を感じる」が32.2%、「やや影響を感じる」が54.7%で、ほとんどの人が何らかの支障を感じていることがわかります。

つらい頭痛による日常生活への影響で最も多かったのは「何もしたくない気持ちになる」(47.3%) で、次いで「仕事や家事に遅れが出る」(37.2%) 、「憂鬱な気分になる」(29.2%) 、「家事ができなくなる」(28.0%) が続きました。

国別では、中国で「憂鬱な気分になる」と回答する割合が全体より高く、精神面への影響が強く現れる傾向が見られました。

■育児への頭痛の影響は国ごとに大きな差

頭痛が育児のモチベーションに影響しているかについては国ごとに差があり、中国(88.1%) と日本(66.4%) では「影響がある」と答える人が多数派でした。

一方、イギリスでは「影響がない」と答える人が多く(56.7%) 、育児への頭痛の影響は国ごとに大きく異なることがわかりました。

■調査概要

「頭痛の我慢に関する5カ国調査」 ・調査実施日:2025年5月12日〜5月19日 ・調査方法:インターネット調査 ・調査対象:18歳〜69歳の男女2500人 ・調査対象国:日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、中国 ・調査委託先:ネオマーケティング ※頭痛の我慢:頭痛薬(市販の解熱鎮痛薬・医師の処方薬・漢方薬を含む) をすぐに飲まずに、痛みに耐える時間があること

(エボル)

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