高市早苗氏、大逆転劇の裏側「人事のすべてを麻生さんにお任せします」青山和弘氏が解説

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2025年10月07日 15:55  日刊スポーツ

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2025年10月4日、総裁の椅子に座る自民党新総裁の高市早苗氏(撮影・江口和貴)

元日本テレビ政治部記者で政治ジャーナリストの青山和弘氏が7日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分)に出演。高市早苗前経済安全保障担当相(64)が自民党総裁に選出された「大逆転劇」の裏側を解説した。


総裁選は高市氏と小泉進次郎農相が決選投票に進み、党員票、国会議員票ともに高市が制し、女性初の新総裁に選ばれた。高市氏が決選投票で獲得した国会議員票は149、小泉氏は145。議員票では「劣勢」とみられていた高市氏が逆転できたキーマンに麻生太郎最高顧問を挙げ、「麻生さんも最終的な決断はしてなかった。今回は小泉さんでもいいんじゃないかと言っていた」と説明し、「高市さんは麻生さんの支持を取り戻そうと、ものすごい工作をしかけた」とし、「一番、麻生さんが心変わりした理由は、小泉さんの周辺の人たちがどうも気に入らなかった」と解説した。


高市陣営から「人事のすべてを麻生さんにお任せします」との情報もあるという。


決選投票では麻生氏は「私も読み切れなかったけど、最後にひっくり返すと大技を成し遂げた」と話した。


麻生氏は1回戦では麻生派の票を茂木氏、小林氏の分散させ、「麻生氏は20票ぐらいしか動かせないが、決選投票では60票、70票にして高市さんに乗っけるというレバレッジを効かせた」と逆転の“大技”に「これは前代未聞の戦略だった」と解説した。


高市氏は新執行部を発足させた。幹事長に麻生氏の義理の弟で麻生派の重鎮である鈴木俊一氏、政調会長に総裁選を争った小林鷹之氏。総務会長に麻生派の有村治子氏、選対本部長は古屋圭司氏と高市陣営から起用した。麻生氏は副総裁に就任した。


主要ポストに麻生派が2人になったことに青山氏は「“麻生支配”の下での高市カラー」とし、「麻生さんの希望をかなえるのは仕方がないこと」と解説した。

このニュースに関するつぶやき

  • 大嫌いな石破を引き摺り下ろし、唯一派閥として残存した麻生派が再び復権した。高市の「Japan is back.」は、「日本を【後退】させる」という意味だったんだろうな笑
    • イイネ!3
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