
人との関わり方について、「友だちは多い方がいい」といった声を耳にすることもあるかもしれません。しかし、その“当たり前”に違和感を覚える人もいるのではないでしょうか。今回の投稿は、「友だちがいない人」をめぐるひと言から、多様な価値観や人間関係のあり方についてママたちがコメントを寄せてくれました。
『友だちいない人って何かありそうだよね。普通に生きていれば友だちできるじゃん』きっと投稿者さんは友だちが多く、毎日が充実しているのでしょう。しかしこの投稿に対しては、共感よりもむしろ違和感を覚える声が少なくありませんでした。
深刻な理由はなく、友だちが必要ないと感じる人もいる
まず目立ったのは、そもそも友だちは必要ないという考え方です。
『いらない人もいるよ』
『他人と関わりたくない人もいるのでは?』
『子育てするようになってから合わない人とムリしてつき合わなくてもいいなってなった。実母はいつも人づき合いで忙しく、それで疲れて体調不良になっているし』
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『パートして家事して休みの日は旦那と過ごしているから今のところそれで満足』誰かと深く関わることを心地よいと感じる人もいれば、必要以上の関係を持たない方がラクだと感じる人もいます。また、子育てをきっかけに価値観が変わったという声もありました。生活の優先順位が変わるなかで、「友だちを作ること」自体が重要ではなくなるケースもあるようです。
「普通」という言葉への違和感
またママたちは、「普通とは何か」と問いかけます。
『普通とは?』
『今は令和の時代だよ?』かつては「友だちが多い=良いこと」とされる風潮もあったかもしれませんが、現代では価値観が多様化しています。「こうあるべき」という基準そのものに違和感を覚える人も増えているのでしょう。
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人間関係はライフステージで変わる
さらに、環境によっては友だちをつくりにくいことも。
『結婚して遠方に引っ越し、子育て中だと友だち作りってママ友くらいしかできないこともあるかもしれない』
『感染症の流行時に子育てや妊娠、出産だったママは遊び場が閉鎖されてたでしょ』人間関係は時間とともに変化していくものだという指摘もありました。
『学生時代の友だちとはライフステージが変わってからほとんど会うことない』
『会社では話す人もいるし、近所の人と立ち話することもあるけれど、これも友だちではないんだよな』本人の性格や努力だけでなく、結婚や子育て、仕事など、それぞれの生活が優先されるなかで、人間関係の濃さやかたちが変わるのはごく自然なことかもしれません。友だちが減ったと感じることがあっても、それは「失った」というよりも「かたちが変わった」と捉えることもできるのではないでしょうか。
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「友だち」の定義はあいまい
そもそも「友だち」とは何を指すのでしょうか。
『ランチとか暇つぶしする人くらいはいるけれど、友だちと呼べるかはわからん』
『会えば話すし、ランチも行くけれど。人によって友だちのラインが違うから』一緒に食事をする関係を友だちと呼ぶママもいれば、もっと深い信頼関係がなければ友だちとは言えないと考える人もいるようです。なかにはこんな少しシビアな意見もありました。
『友だちって思っているのはあなただけかもしれんよ?』人間関係は必ずしも対等とは限らず、認識にズレがあることもあります。だからこそ、「友だちがいない=何かある」と単純に結びつけることはできない、とするのが自然といえるでしょう。
それぞれに合った距離感を大切に
ママたちの意見を通して見えてきたのは、「友だちがいること」が絶対的な価値ではないことです。人との関わり方は一人ひとり違います。誰かと深く関わることで安心を得る人もいれば、適度な距離感を保つことで心地よく過ごせる人もいるのでしょう。どちらも間違いではなく、その人に合ったスタイルといえます。「普通」にとらわれず、考えて自分に合う距離感を選ぶことが、心地よい関係を長く続ける鍵になるでしょう。
文・岡さきの 編集・編集部 イラスト・加藤みちか
