衆院予算委員会で質問に立つ国民民主党の玉木雄一郎代表(中央)=13日午後、国会内 国民民主党の玉木雄一郎代表が13日、衆院予算委員会で質問に立ち、不倫問題を受けた役職停止からの復帰後初めて国会論戦に臨んだ。処分期間中、所得税の課税最低ライン「年収103万円の壁」見直しに関する与党との協議の前面に立てなかった玉木氏は、石破茂首相(自民党総裁)の判断を追及した。
「壁」見直しを巡っては、自民、公明、国民民主3党で昨年12月に「178万円を目指して引き上げる」との合意を交わしたが、自民は「178万円」は容認せず、3党協議は先月決裂した。
玉木氏は予算委で「約束を守ってもらいたい」と合意の履行を要求。首相は2026年度の税制改正に向けて与野党協議を続ける方針を示し、「約束を守るのは当然だ。真摯(しんし)に合意の達成に向けて努力している」と釈明した。

衆院予算委員会で国民民主党の玉木雄一郎代表(左下)に答弁する石破茂首相(右)=13日午後、国会内