川崎市の民家で岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の遺体が見つかった事件の神奈川県警の対応について、坂井学・国家公安委員長は15日の定例記者会見で、「一連の対応に対し、批判も寄せられている。真摯(しんし)に受け止め、しっかりと検証することが大変重要」と述べた。
坂井氏は事件について、「結果として、このような重大な事案となってしまったことを重く受け止めている」と言及。岡崎さんの家族らは、岡崎さんが行方不明になる前から県警にストーカー被害の相談をしていたと訴えており、坂井氏は「警察庁の通達の趣旨に沿った対応がなされていたか確認をしていくものと承知している。速やかに検証結果を取りまとめ、公表するよう指導してまいりたい」と述べた。
岡崎さんは2024年12月20日に行方が分からなくなり、県警が4月30日にストーカー規制法違反の疑いで元交際相手の白井秀征容疑者(27)の家宅捜索をしたところ、遺体で発見された。県警は9日、事件前後の対応を確認する検証チームを設置した。【山崎征克】
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