ここ数年、例年より早く活動しているという「蚊」。気が付いたら家の中にいる「蚊」はいつ、どのように侵入しているのでしょうか。その対策を取材しました。
早くも蚊の被害相次ぐ 高層マンションも注意井上貴博キャスター：
地球温暖化の影響で蚊の活動期間が前倒しになっているようです。
【蚊の活動期間に異変！？】
平年：5月〜11月
2024年・2025年：4月〜11月
ヤマザキ動物看護大学の長島孝行教授は「蚊の成長は『気温×日数』で決まるため、活動期間は平年より早くなっている」といいます。
いつの間にか家の中に入ってしまう蚊ですが、長島教授によりますと蚊の侵入経路は▼玄関を開けたとき ▼換気扇や排気口から侵入してしまうということです。
蚊は飛べる高さに限界がありますが、高層マンションの場合はエレベーターなどに入り込んで上層階に侵入してしまうそうです。
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井上キャスター：
網戸のフレーム部分には虫よけのゴムパッキンが付いているのですが、蚊の侵入を防ぐには窓と網戸を正しい位置にすることが重要で、基本的に「網戸は右側」にするのがいいそうです。
「網戸を右」にすることで網戸のゴムパッキンとサッシ枠が密着し、すき間をうめることができるので、窓が半開きでも全開きでも蚊は侵入することができないのです。
一方、「網戸を左」にして窓を全開にすると、網戸のゴムパッキンがサッシ枠としっかりくっつくので、蚊の侵入を防ぐことができるのですが、窓を半開きにしたときは、網戸（のゴムパッキン）と窓の間にすき間が生じてしまい、そこから蚊が侵入するおそれがあるので注意をしてください。
井上キャスター：
就寝中に蚊がやってくると、眠ることができなくなるという経験があると思います。
ヤマザキ動物看護大学の長島教授によりますと、蚊は基本的に昼間活発になる「やぶ蚊」と▼夜間に活発になる「いえ蚊」に分類されるということです。
「いえ蚊」は昼間、天井の隅や下駄箱などに潜んでいるので、日中にそういった場所を集中的に駆除などの対策をするといいということです。
スポーツ心理学者（博士） 田中ウルヴェ京さん：
駆除はタイミングなんですね。
井上キャスター：
夜活動の「いえ蚊」対策について長島教授は「オススメは駆除効果のある『ワンプッシュタイプのスプレー』を外出時や帰宅時、就寝1時間前に部屋の空間にスプレーするだけで効果があります」といいます。
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出水麻衣キャスター：
家に蚊が1匹いるだけで、その日の安眠を諦めた方がいいというくらい嫌ですよね。
井上キャスター：
さらに、長島教授によりますと、蚊以外にも「ブヨ」「アリ」「ダニ」「ハチ」といった虫も時期が早まっているといいます。
高柳光希キャスター：
私は取材で山奥に行って「ブヨ」に両足首を刺されました。パンパンに腫れ上がって靴を履くことができずにサンダルで帰ってきました。
出水キャスター：
これからの時期は注意をしないといけないですね。
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